悪い塩を、良い塩に変えると、多くの病が良くなる理由

●悪い塩を、良い塩に変えると、多くの病が良くなる理由

こんにちは。加藤隆佑です。

今日は塩に関してのお話です。

一部の方は、がんや高血圧を克服するためには、塩分制限が必要と主張される方がいます。

しかし、それはまったくのウソです。

実際に、私の提案する食事療法では、そのようなことをしなくても、よくなっています。

塩分を目の敵とする高血圧でも、はじめにすべきことは、塩分制限ではないのです。

まずすべきことは、「悪い塩」をやめていただき、「よい塩」に切り替えることです。

そうすることにより、多くの方は、血圧がさがります。

さて、悪い塩とは何か?歴史をひもときます。

日本では塩の専売制のもと、1972年以来、ほぼイオン交換膜法という日本独自の方法で海水から作った高純度の食塩のみ(塩化ナトリウムの塊)が生産・流通してしまいました。その塩が悪の根源です。

本来の塩は、塩化ナトリウム以外に、塩化マグネシウム、硫酸マグネシウム、硫酸カルシウム、塩化カリウムといったミネラルの塊です。微量な元素まで含めると100種類以上の物質が含まれています。

さまざまな病気を予防するミネラルの貯蔵庫なのです。

そのようなミネラルが、塩の専売制により、摂取できなくなったのです。そして、私達の生活に、ミネラル不足を招き、がんや高血圧といった多くの病気を引き起こしたのです。(あくまで、原因の1つです。)

さて、問題は、どのような良い塩をとるかです。答えは、「体の体液のミネラルバランスに近い塩」です。塩を構成するミネラルのバランスが大切なのです。

もしバランスを気にせず、ある特定のミネラル(Aという名前にします)だけをとると、A以外の体に大切なミネラルの一部が、逆に体の外にでてしまったりするのです。

塩化ナトリウムの塊である精製塩を例にとると、塩化ナトリウム以外の「体に必要なミネラル」が、体の外にでていってしまうのです。同時に、本来の塩からとれるミネラルをとる機会を逸します。

塩化ナトリウムの塊である精製塩をとることは、さらにミネラル不足を加速させるのです。その結果、体の中のミネラルバランスがくずれ、多くの病気を引き起こします。

(分かりやすく説明していますが、もっと複雑なメカニズムが背景にあります。)

そうならないためにも、「バランスのよいミネラルで構成された塩」をとるかが、カギになります。

ミネラルを含む塩(岩塩、海水塩、湖塩)であれば、何でもよいわけではないのです。

体にもっともよいバランスの塩はどれか?

私の今一番おすすめは、こちらの塩です。

そして、塩の取り方以外にも、がんを克服するための食事で、気をつけないことはあります。

治療歴15年目のがん治療専門医によるがん治療のサポート

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がんを克服するための食事法

がんと治療による苦しみを無くし、一日でも長く生きるためにすべきこと

今日からできる抗がんの薬膳

これだけは知っておきたい抗がん剤治療

加藤隆佑プロフィール
小樽協会病院 消化器内科 主任医長
日本消化器内視鏡学会専門医
日本消化器病学会専門医
肝臓専門医
内科認定医
がん治療認定医

口内炎を予防する方法

●口内炎を予防する方法

今日は、抗がん剤の副作用の一つである口内炎をいかに防ぐかというお話をしたいと思います。

口内炎はとても不快な症状です。ひどい場合だと、口の中が真っ白になって、血がでることもあります。治療のためとはいえ、がまんするのもつらいです。

いままでやられていた対策として、

• 口腔内の衛生状態をきれいに保つ
• ハチアズレという薬を使ってうがい
• ステロイド入りの軟膏
• エレース•アイスボール(薬の一種)をなめる
• マーロックスというお薬でうがい
• 熱いもの、からいもの、酸味の強い物を避ける
• 抗がん剤の投与するときに口の中を氷などで冷却する

(口内炎の発生頻度の高い5-FUという薬を短時間で大量に血中に投与する場合に使われることもある方法です。その薬の投与の5分前から30分ほど、口の中に氷をいれて冷やします。)

これらは、効果があるときもありますが、効果に個人差がかなりあります。今あげた方法以外でとれる対策があるわけではないので、いろいろやっても、効果がなければ、”がまんするしかないですね”、という感じになっていました。

しかし、最近になりかなり効果のある予防方法がでてきたのです。

その方法は、エレンタールという栄養剤を飲むという方法です。

エレンタールは口内炎の発生をかなり軽減するかもしれないというデータです。

エレンタールに、グルタミンというアミノ酸が含まれていて、それが口内炎を防ぐようです。

エレンタールは、昔からある保険診療の中で処方することのできる栄養剤であり、安全なものです。

それが、がんの治療にも使えるようになってきたのです。

ごはんが食べれないときの栄養補給にもなりますし、腸管の免疫も高めます。それはよりよい治療効果にも結びつきますよね。

岐阜大学では、口内炎のできやすい抗がん剤治療をする患者様にこの栄養剤を飲んでもらうようにしてもらっているそうです。

岐阜大学のデータでは、これまで生活に支障のでる口内炎がでていたのが、この薬により生活に大きな影響をあたえる口内炎がでないようになったそうです。

(岐阜大学のやり方をもう少し詳しくお話しますと、エレンタール300mlにマーズレンSという粉薬を9g溶かして飲むという方法です。マーズレンSをいれることにより、グルタミン酸の量がさらに増えます。

ただし味がいまいちなので、シャーベット状にして、ちびちび飲んでもらったり、フレーバーを混ぜたりといった工夫をしてもらっているそうです。)

マーズレンSという薬をまぜずに、エレンタールだけのんでも効果はあります。

“絶対これがいい”という治療法ありませんが、エレンタールは効果が期待できる
治療です。

私の患者様にも口内炎で困っている方にはこの栄養剤をだして、口内炎が治りました。

口内炎で困っているときには、エレンタールのことも含めて主治医に相談してみてくださいね。

食事の工夫が、がんを克服する一歩につながる

●食事の工夫が、がんを克服する一歩につながる

こんにちは。加藤隆佑です。

先日糖尿病学会の最新の報告を読んでみていたら、気になる記事がありました。

糖尿病を合併した場合、がんのリスクが男性12%, 女性19%上昇する。

具体的には、大腸がん40%, 肝臓がん97%, すい臓がん 85%である。

という報告です。

海外では、乳がん・前立腺がんも増えるというデータもでています。メカニズムを単純に書くと、免疫力が低下するからといえます。血糖値が高い状態は、がんの発育に有利な環境を与えるのです。

(糖尿病の薬自体が、がんの発症に関係する可能性も否定はできないという見解もかかれていました。このあたりは、なんともいえないところですね。)

いずれにせよ、血糖を高くしないようにすることが、がんの発育を抑えて、がんの再発を防止するといっても、過言ではないかもしれません。

食べ過ぎない
運動
お酒を控える
タバコをすわない

血糖値をあげないために、上のことは以前より言われていること。ストレスのない範囲でやって欲しいです。

さらに1歩踏み込んで、今日はお話します。同じ100kcalのエネルギーを生み出す食べ物をとったとしても、食べ物の種類によって血糖値の上がり方が異なります。

例えば白米。吸収が早く、血糖値が高くなりやすいです。いったん上がった血糖値は下がりにくいです。一方で、お粥だと、吸収がゆっくりで血糖値が高くなりにくいです。さらに血糖が上がっても、1時間程度で下がります。

なるべくなら、血糖が上がりづらいものを多く取ると良いでしょう。

血糖が高くなりやすい食べ物(高G食品のことです)

グラニュー糖
フランスパン
チョコレート
菓子パン
食パン
白米

それほど上がらない食べ物(中GI〜低GI食品のことです)

そば
玄米
お粥
五穀米
サツマイモ
オートミール
アガベシロップ
野菜全般
(ニンジン・ジャガイモ・カボチャ・山芋・長いも・とうもろこし・里芋・切り干し大根を除く)

血糖が上がりやすい食品を食べ過ぎず(栄養の関係で取らなくてはいけないものもあります)、また上がりにくい食品を多めにとることが大切です。

この視点から考えると、白米の取りすぎは気をつけたほうがよいでしょう。日本人はたくさんとりすぎです。お茶碗半分くらいにしたほうが良いでしょう。

がんを克服するには、一つのことをすればいいわけではありません。

病院から提供される治療、食事への配慮、散歩、自分の心のケアといった小さなことの積み重ねが大切です。

そして、本日お話した食事の工夫が、がんの発育を抑え、再発の防止につながる1歩になるのです。

がんによるストレスを減らす方法

•がんによるストレスを減らす方法

おはようございます。加藤隆佑です。

今日は「人に話を聞いてもらうこと」についてお話しますね。

がんになって、どうなってしまうのか?

副作用がつらい。

どうやって、がんの家族をささえたらよいのか?

いろんな不安を抱えていらっしゃると思います。少しでも不安を取り除き、元気になるにはどうしたらよいでしょうか?

私は話を聞いてくれるパートナーを見つけて、定期的に話を聞いてもらうことを、すすめています。

話を聞いてもらうと、考えがまとまるし、生きる力がでるのです。

しかし、それがなかなかできていない方も多いです。元気がある程度ないと、人に話す力もでないからです。

落ち込んでいるときに、話したくもないのに、話をすることを強制する必要はないと思います。

ただし、どれだけ落ち込んでいても、数ヶ月以内には、そこから脱するといわれています。

そこを見計らって、まずは話を聞いてもらってほしいのです。そして相性があえば、定期的に話を聞いてもらうのです。

コツは、調子のよいときこそ、話を聞いてもらうことです。

調子がいいということは、次は調子が悪くなることが起きる可能性がどこかででてきます。一生絶好調ということは、人間として生まれてありえないことです。

話を定期的に聞いてもらっていれば、落ち込んだりして調子が悪くなったとしても、落ち込み具合が軽くすみます。そこからの回復も早くなります。

元気なうちに、話をきいてもらうことを習慣化しておくとさらによいです。落ち込んでしまってから、話をきいてもらおうと気力をふりしぼるのは大変ですから。

決まった曜日の決まった時間に話を聞いてもらうのです。

まずは、気のあう友人に10分くらい話をしてみるところからスタートしてはどうでしょうか?

気負って話をしようと思うと、お互いストレスになりますから、始めのうちは世間話からでもよいと思います。

そして、定期的にしてください。例えば、水曜日の午後5時に必ず電話してみたりするのです。

ただし話す時間はある程度決めといた方がよいです。話が長すぎると、話相手の負担になることもあります。15分から30分を目安にするとよいと思います。

時間制限があると、こちらも考えをまとめて話そうとするから、より効果的に話せます。

私も週に1回は、友人に話を聞いてもらっています。

調子もいいし、何も困ってないし、話を聞いてもらわなくてもよいという気分でも、必ず話をします。そうすると、さらに元気になります。

落ち込んでいて誰とも話をしたくなくても、話を聞いてもらう日を決めているので、それほど苦もなく、話をする気になります。そうすると、少し元気になります。

話を聞いてもらう相手をみつけて、定期的に聞いてもらう。

それが、心が穏やかになり、がんを克服する1歩になるのです。

もし私でよければ、ご相談にのります。

主治医との会話で、気をつけること

こんにちは。加藤隆佑です。

今日は卵巣がんで悩まれている方で、メール相談でアドバイスをした方から感想をいただきました。

その一部をご紹介いたします。この感想は私たちにいろんなことを教えてくれます。

とてもよく理解できました。

確かに私は、痛いとか辛いとか漠然と、自分の気持ちをモゴモゴ言うだけで、自分の考えを言っていませんでした。

「痺れは辛い、でも治ることを信じて頑張っている。回数を重ねると痺れが痛みになってきた。しかし治療が終われば解消されると思うから、あと2回なら我慢できると思う。私はこう考えますが、先生はどう思いますか」

次回こんな話をしようと思います。

 

どんな選択肢を選ぶかの前に私と先生の意見交換が必要なんですね。

「最近どうですか?」と聞かれると「はい~痺れがあって~」。これでは先生も「お薬出しましょうね」で終わってしまいますね。

自分の現状とこの先をどう考えるか、きちんと向き合ってみます。ありがとうございました。

(20代 女性)

 

がんを克服するために、大切なことの一つが、主治医との意思疎通をよくすることです。

聞かれたことに対して、答えているだけでは、満足のいく治療にはならないことが多いです。

しかし、ちょっとした工夫をするだけで、主治医とのコミュニケーションがより良好なります。それは、よりよい関係、心のやすらぐ治療につながっていくのです。

がんの患者さんの家族がすべきことは何?

●がんの患者さんの家族がすべきことは何?

こんにちは。加藤隆佑です。

先日、あるミーティングで、とても考えさせる事例がありました。

プライバシーの問題があるので、個人を特定できないような形で、みなさんとシェアしたいと思います。

↓       ↓
60歳代の卵巣がんの抗がん剤を受けている方がいらっしゃいました。卵巣のがんの方は、落ち着いてきました。たまたま、血尿がでたので、泌尿器のドクターにみてもらったところ、膀胱がんが新たに見つかったのです。

主治医からは、「膀胱を全部とれば、治りますよ。」
家族からは、「治るんだったら、がんばろうよ。」

と言われました。

ご本人は、卵巣がんの治療で、体力が落ちていました。精神的にも疲れていました。

しかし、医師や家族からの勧めが強く、気は進まないけど、治療を受けることにしたのです。

入院前日に、ある友人に、「私は治療を受けたくない。体力も落ちているから、生きて戻って来れないかもしれない。だけど、がんばるよ。しかたないの。」と言ったのです。

そして、入院し手術を受けました。しかし、手術はうまくいかず、もう一度手術を受けることに、なってしまいました。

その結果、体の状態は非常に悪くなり、本人の精神的な限界もきています。

病院からは「もう一歩だから、頑張りましょう。」
家族からは「治るといわれてるんだよ。頑張るしかないでしょ。」

と、言われるだけです。

ついに、すべての人に心を閉ざしてしまいました。治療にも、協力をしなくなり、すべてを拒否しました。

そして、以前、入院前に気持ちを打ち明けた友人に電話して、「私はこの病院で殺される。家族も病院も、私の気持ちを分かってくれない。また手術を受けさせられる。」

と言ったのです。友人はすぐさま病院にいって、話を聞きました。その結果、少し気持ちは落ち着いたようです。

(ここまでが、その事例のお話です。)

その友人というのが、実は他の病院の看護師で、今回のミーティングで、そのことが議題にでたのです。

なぜ、ここまでご本人を苦しめることになってしまったのか?考えてみましょう。

私たちは、治るかもしれない治療法があったら、勧めると思います。家族も同じです。大切な人には、治ってほしいからです。

その治療が全く副作用もなく、苦しみが伴わないものであれば、多少強引に治療を受けてもらっても、100歩譲って良いかもしれません。(本当は避けた方がよいです。)

しかし、がんの治療はそうではありません。どうしても、不確定な部分というものが、付きまとわります。

治療したけど、再発するかもしれない。
手術したけど、その結果、思わぬ合併症で命を取られるかもしれない。

不確定的なところがある以上(もちろん、そうでなかったとしても)、ご本人の気持ちをしっかり、聴いてあげることが大切なのです。

それを今回のケースでは、しっかりしてなかったのが、すべての問題の原因だと思います。

本人が、自分の気持ちを素直に言わなかったから、良くないのではと言われる方もいらっしゃるかもしれません。

実は、アドバイスを受けることにより、心の負担になることもあります。

自分としては、今のままでいいのに、家族にそのことを説得しないといけない。しかし、治ると言われた治療法があるのに、受けたくないということを、説得することは、なかなかできないな。

家族や医師の善意や思いに、応えないといけないのではないか?そのような思いで、自分の正直な気持ちを言えないことが多いのです。

そのようなことを考えると、家族は、まずは思いを聞くことが大切なのです。それをしないと、家族の善意のつもりの言葉が、ストレスにしかならないのです。

「思いをきく」ことが大切なのですね。それでは、どのように思いを聞いたらよいのでしょうか?

中立的な立場で、聞くことが大切です。治療を受けてもらうように説得しようという気持ちではダメです。

すなわち、意見を述べずに、ただ、うなづくだけでもよいでしょう。時には、抱きしたり、一緒に泣いたり。

そのようなことにより、家族という存在が「自分のことが分かってくれる存在」になります。がんの家族をサポートをする上で一番大切なことです。

しかし、大切な家族に治ってほしいという思いが、それをすることを難しくすることでしょう。

難しいけど、ちゃんと聞いてあげるとどうなるか?

本人が自分の考えを整理することにつながります。その結果、生きよう」という思いがでてくれば、自分から治療を受けるといわれるかもしれません。

治療を受けないという選択になることもありますが、生きようとする力は、無理に説得させられたときより、強いはずです。

遠回りのようにみえて、ただ聴いてあげることが近道になるのです。「北風と太陽」の話に少し似ているかもしれません。

まとめますね。

がんの治療は、精神的につらいもの。家族には、治療をすすめらるよりも、自分の話を聞いてもらってり、静かに見守ってほしい存在でいてほしいのです。

本人から治療のことについて、聞かれたときにだけ、家族は対応したらよいです。家族には、がん以外の楽しい話をしてほしいと思います。

もちろん、がんのことも家族の方は気になりますよね。聞くとしても、「がんの治療つらくない?」、そんな位でよいと思います。その一言で、いいたいことを話たいときには、たくさん話してくれるものです。

もっとしっかり薬のもうよ。
なんで、治療をうけないの?
他の病院の〇〇先生は、もっと腕がいいから行ってみようよ

そのようなことは、病院の医師に任せれば良いのです。もしくは、本人が望んだときに提案すればよいのです。

それまでは、家族には、聞き役になって、静かに近くで見守っていてほしいと思います。

編集後記

今日の話は、とても難しいテーマだと思います。医療従事者として、正しいと思われる治療を提案すると同時に、患者様の思いを中立的な立場で聞くことが、要求されます。

私は、そのことを常に念頭には置いているものの、患者さんの気持ちより、治療をすすめることに意識が向かうこともあります。

家族を応援する立場になると、私は、さらに感情がはいってしまいます。私の母と父はだいぶ年をとっています。持病もあります。

1年に1回くらいしかあえません。会っても、「ちゃんと薬のまないの?」「なんで検査うけないの?」と、つい口にしてしまうこともあります。

親が私に求めていることは、アドバイスではありません。まずは、気持ちを聞いてほしいことだと思うのですが、つい口がでてしまうのですね。

このメールマガジンを書きながら、私自身のことも、反省しています。

家族の話を中立的に聞くのは難しいです。だけど、それをすることによって、苦しみが和らぐことは間違いありません。

完璧にできなくてもよいでしょう。それを意識することが、よりよい治療に結びつく一歩になると思います。

がんは子どもに遺伝しますか?

● がんは子どもに遺伝しますか

おはようございます。加藤隆佑です。

さて今日は「がんの遺伝」について考えてみたいと思います。とても難しい話になるので、細かいところをはぶいて、ざっくりとお話しますね。

がんの遺伝的要因は、顔かたちが似るように、親から子へと、受け継がれる
傾向にあります。

例えば、乳がんでは、母親や姉妹が乳がんになった方は、そうでない一般の
方と比べて2~4倍乳がんになるリスクが高いと言われています。

しかし、ここで知ってほしいことは、遺伝子の異常だけが原因で、がんになるわけではないということです。

すなわち、大半のがんは、遺伝子的な異常に、生活習慣や外的要因も加わって、がんが発症していることです。

これだけだと、分かりづらいので、肥満になりやすい遺伝子であるアドレナリンβ3遺伝子を例にあげて、お話します。この遺伝子に異常があると、肥満になりやすくなります。アメリカのインディアンから発見された遺伝子異常です。

その遺伝子異常をもつアメリカのインディアンの一部は、メキシコに移住
しました。

さて、アメリカのインディアンは1970年代から食生活が、多きく変わりました。高脂肪食になったのです。その結果90%の人が、高度な肥満になってしまいました。

一方、メキシコのインディアンは従来通りの農業を中心にした生活を送って
いました。肥満になることもありませんでした。この話から分かることは、

肥満になりやすい遺伝子異常をもったインディアンは、高脂肪食と運動不足といった要因が加わって肥満が発症したということ

肥満になりやすい遺伝子をもっていたとしても、従来通りの生活を続けて
いれば、肥満にならなかったということ

です。がんになりやすいと言われている遺伝子異常は、かなりの数が特定されていますが、その大半は、アドレナリンβ3遺伝子の異常に似たものだと思います。

すなわち、がんになりにくい生活習慣をすることにより、がんを防ぐことができるのです。

(がんになった後でも、徹底的な食事療法とサプリメントでがんが小さく
なったり、消えたりするケースを、私はたくさんみています。食事(生活習慣)とがんの関係は、とても深いのです。)

具体的には、

1、化学物質(食品添加物等)
2、遺伝子組み換え食品・原材料
3、人口抽出の果糖(異性化糖[ブドウ糖液糖、等])
4、白砂糖(黒砂糖や甜菜糖であっても過度の摂取はしない)
5、乳製品(牛乳、ヨーグルト)
6、放射性物質

に注意しましょう。

大半の遺伝子異常は、生活習慣をしっかりしていけば、がんの発症を抑えることができるのです。

ただし、例外があります。例えば、MLH1遺伝子、MSH2遺伝子、MSH6遺伝子、またはPMS2遺伝子の異常がある場合は、大腸がんにかかる確立が非常に高いと言われています。(リンチ症候群という診断名になります)

BRCA1遺伝子(BRCA1)、BRCA2遺伝子(BRCA2)に異常がある場合は、
非常に高い確立で乳がんになると言われています。

これらの遺伝子異常をもつ場合は、生活習慣に気をつけるだけでは、がんの
発症をおさえることができない可能性が、高いです。

例えば、

若い年齢で乳がんを発症する
両方の乳房に転移ではなく、独立して乳がんが発症する
2世代以上にわたって乳がんの発症者がいる
卵巣がんの発症者がいる
乳がんと卵巣がんの両方を発症する
男性の血縁者に乳がん発症者がいる

場合は、乳がんの遺伝子のカウンセリングをうけてもよいでしょう。

同様に、

家計内に少なくても3名のリンチ症候群に関連した腫瘍がみとめられる
そのうちの1名は他の2名に対して第一度近親者(親、子、兄、弟)である
少なくても2世代に渡って発病している
少なくても1名は50歳以下で発病している

場合は、リンチ症候群を念頭にいれて、遺伝子カウンセリングをうけてもよいでしょう。どちらも頻度が低いので、それほど心配はいらないと思いますが、心配な方は、専門の機関を受診してみてください。

ヨーグルトを食べてはいけないのですか?

こんにちは。加藤隆佑です。

本日は、ヨーグルト(牛乳から作ったものを前提にします)は、本当に体によいのか?ヨーグルトに変わる食事はないのか?について、お話します。

まずは、ヨーグルトをとる理由について考えてみましょう。

一番の理由は、腸内細菌をよりよくするための「菌」を体にいれることが目的です。

そこで、ある「菌」を体に入れることについて、もう少し詳しく考えてみましょう。

腸内には100種類以上の100-1000兆個の腸内細菌がいます。そこに、〇〇菌がたくさん入ったヨーグルトをとったとします。

(今回は、具体的な名前は提示しないで、〇〇菌という表現にいたしました。)

人によっては、その〇〇菌がすでに体内に多くあるケースもあるわけです。そのような状況で、さらにたくさんの、〇〇菌をいれる意味はありません。

また、100種類以上の100-1000兆個の腸内細菌が、バランスよく腸内に生存していたところに、〇〇菌だけが、大量にはいってくると、そのバランスもくずれます。

従って、菌を腸内にいれるのであれば、「腸が最もほしがっている種類の菌」であり、なおかつ「腸が最もほしがっている量の菌」でないといけません。

しかし、どの菌が、どの程度足りないかを、調べる方法はありません。

従って、一番大切なことは、腸内細菌のえさとなる、食物繊維•オリゴ糖•発酵食品をしっかりとることです。

えさをしっかり与えておけば、体がもっとも欲しがっている腸内細菌が育つことになるのです。

そのことをしっかり行った上であれば、乳酸菌の入っている食品をとることに、意味がでてくると思われます。

ただし、乳酸菌を摂取するとしても、ヨーグルトといった乳製品を摂取するときには、なるべく飼育環境のよい牛の乳製品にしてください。

飼育環境のよくない牛からの乳製品には、いろんな問題点があるからです。

また、動物性たんぱく質を制限している方もいらっしゃいます。そのような方は、豆乳でもヨーグルトを作れます。

しかし、豆乳ヨーグルトは作ってみると、美味しくないことが多いです。

実は、どこのメーカーの豆乳を利用するか?どこの種菌を利用するかで、味がかわります。そして、ベストの組み合わせは以下のものです。

青山食品サービスのブルマンヨーグルト

めいらく スジャータの有機豆乳

40度で8時間(夏は7時間)です。種菌を一袋いれますが、半分の量でもOK。

普通のヨーグルトと全く同じ味で、食べることができます。