副作用が強いのは、あなたの気持ちの問題もあるかもしれません。

● 副作用が強いのは、あなたの気持ちの問題もあるかもしれません。

こんにちは。加藤隆佑です。

あなたが抗がん剤の副作用で悩まれているならば、その原因の1つにあなたの気持ちの持ち方にある可能性があります。

先日も以下のようなデータが発表されていました。

乳癌のホルモン療法の開始前に、薬に対してネガティブな予測を持つ患者では、内分泌療法2年後の副作用のリスクが高かった。

呼吸困難、めまいなど、薬剤とは直接関係しない副作用もみられた。

出典はこちら

 

多少の不安は誰もが持ちますが、極端な不安は、よくない結果を引き起こすのです。

そのことに関して逆のこともいえます。

このお薬は効く!と思って飲んだほうが、よりよい効果がでるということです。

そのような検証をしたデータも以前にありました。

治療を受ける上でどのような気持ちで治療を受けるかは、本当に重要なことです。

あなたの予後すら左右するのです。

その不安をとるために、大切なことは2つ。

1つは、抗がん剤治療に対するある程度の知識です。

(ネットの書き込みばかりを読んでいると、正確なことが分からなくなります。)

もう1つは、あなたを手助けしてくれるサポーター(主治医をはじめとする病院のスタッフやご家族)がいて、何かあれば、すぐに対応してくれる関係にあること

この2つがしっかりとできているかを確認しましょう。

もし、その2つがしっかりしていなければ、その構築からしていきましょう。

そして、不安な気持ちを和らげて、がんを克服していきましょう。

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加藤隆佑プロフィール
小樽協会病院 消化器内科 主任医長
日本消化器内視鏡学会専門医
日本消化器病学会専門医
肝臓専門医
内科認定医
がん治療認定医

手術、放射線療法、抗がん剤の副作用、食事療法、免疫療法など、がん治療に関わることをアドバイスしています。

笑い、祈り、思いやりが、がんの克服につながる!

● 笑い、祈り、思いやりが、がんの克服につながる!

こんにちは。加藤隆佑です。

少し前ですが、時間があったときに、「幸せになる遺伝子の使い方」という本を読みました。

著者は、村上和雄さんという方で、私でも知っているような、医学会でも有名な方です。

笑い、祈り、思いやりが、幸せのスイッチをオンにするということを、科学的にお話されています。

私も、心が落ち着き、誠実に患者さんに接することができるようになるので、朝に、お祈りをする習慣があります。

そのようなこともあって、この本に書いてあることに共感できるところが、ありました。

がんと診断されて、がんのことが、気になって頭から離れない方にも、参考になる内容です。

本の中から、いくつか、抜粋してみますね。

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最近では、笑いが健康の素に病気の治療にも役立つことが分かってきました。

たとえば、がん患者が、漫才や落語を鑑賞したら免疫力が増し、アトピー性皮膚炎の患者は、症状が改善したという報告があります。(p84)

—–

(抗ガン剤で髪の毛が抜けた母親に)

「おかあさん、この状況を楽しまなんよ(楽しまなければね)」

(中略)

どうやって楽しめばいいのかき聞くと、息子はこう言ったそうです。

「いつもせんような化粧ばするたい。いっつも着らんような服ばきるたい。僕がバイトでカツラを買うてきてやるけん」(p119)

—–

祈りには、好ましい遺伝子をオンにし、好ましくない遺伝子をオフにする効果があるようだ」という仮説が裏付けられ始めています。

たとえば、心臓病の患者さんが、祈りに寄って改善の兆しを見せたという事実があります。

前出のハーバードベンソン博士は、高血圧、心臓病、不眠症、不妊症、がんなど多岐にわたって、祈りが効果的だったと述べています。(P128)

—–

自分が祈るのではなく、その人のために、他人が祈っても効果があるということです。(p132)

—–

アメリカでは、民間だけではなく、国立衛生研究所、本格的な研究に着手しました。

祈りだけでなく、東洋医学の漢方薬や鍼灸や瞑想なども視野にいれて、多額の予算が計上されています。(p135)

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仏教徒は、科学的な発見を取り入れることで、人間世界を明確に理解することができます。

一方科学者は、宗教的な深い知恵を知ることで、認知科学や神経科学や心の科学など、目には見えない科学分野の研究を進めることができます。(p203)

—–

村上さん、よい本をありがとうございました。

病気をなおすために、宗教に入るとか、高いツボを買う必要はありません。

そのかわり、漢方を取り入れる事は大切です。漢方だけで、がんを治した方もいらっしゃいます。

また、祈りや、笑いは、あなたの免疫力を高めてくれることは、まちがいありません。

一日5分でもよいので、そのことに時間を割いても良いでしょう。

そして、がんを克服していきましょう。

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がんになったら必ずうつになり、うつに苦しむのですか?

● がんになったら必ずうつになり、うつに苦しむのですか?

おはようございます。加藤隆佑です。

週末は、病院の患者さんの状態が悪い方などの対応などで、ばたばたしていました。今は落ち着いたので、よかったです。

さて、先日こんなご質問をいただきました。

「がんになったら必ずうつになり、うつに苦しむのですか?」という内容でした。

約10-40%の人がうつ病になると言われています。(うつ病の診断基準にも問題があるので、その数字を、そのまま素直に受け取ることはできませんが)

そして、告知のショックを受けた後に、立ち直る人がいる一方、精神的な動揺が数ヶ月から半年間と長引く方もいます。

がん告知後から1週間がもっとも落ち込みの強い時期であり、衝動的な行為に及ぶ人もいます。

自殺リスクは、告知から1週間が約12.6倍、1週後から1年以内は3.1倍

ちなみに、がん告知から2年以上系かした場合は、うつになる割合は、健康の人と同じくらいになります。

この事実は、時間が経過すると、がんに伴ういろんな問題を解決してくれることを表しています。

まず知っていてほしいことは、うつ病は、必ず治るということです。

一生続くわけではありません。

そして、人に話を聞いてもらうということが、解決のための時間を短縮してくれます。

ちなみに、うつ症状がでて、精神科を受診すると、必ず気持ちの不安をとる薬を処方されますが、それは根本的な解決ではありません。

もちろんその薬を飲む事はよいですが、必ず、人に話を聞いてもらうことをセットにしてください。

最後のポイントは、がんに伴う痛みといった症状、抗がん剤の副作用をとることです。

それらも、うつを悪化させる危険な要素だからです。

以上3つつがポイントになります。

また、繰り返しになりますが、告知の直後が最もショックを受けていますので、誰かが気にかけて、話を聞いてあげることも大切です。

ちなみに、メールマガジンでも、落ち込んだ気持ちを元気にするためのことを書いています。

登録がまだの方はこちらです。

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余命告知は、あたらない!

● 余命告知はあたらない。

こんにちは、加藤隆佑です。

さっそく本題に入ります。

「余命は半年から長くても2年くらいくらいという余命宣告をされた。それをどのように受け止めてよいか悩んでいる」という相談がありました。

それと似た悩みを持たれている方は多いです。今日は、そのことについて、考えてみます。

1970年代であれば、手術できないような大腸がんであれば、半年くらいしか生きることができないケースが多かったようです。

現在は、抗がん剤治療が飛躍的に発達して、かなり長生きできるようになりました。

抗がん剤治療がよく効く場合には、さらにラジオ波焼却術、定位放射線照射(放射線治療の一種)、外科的切除を併用できることもあります。

そうすることにより、最終的には完治にもっていけることもあります。

抗がん剤治療などの発達により余命を推測することはとても難しくなり、余命をお話することができなくなったのです。

また、もっとも進んだ段階であるstageⅣの方の生存曲線というのもあり、そのデータを、患者さんが希望されれば、お話することもできます。

しかしstageⅣといっても病気の広がりや個人の状態に差があります。

肝臓だけに転移している方。
肝臓と肺に転移している方。
肝臓に転移しているけど、もともと寝たきりに近い方
肝臓に転移しているけど、活動的に生活している方

いろんな人をひっくるめたデータなので、それを一個人にあてはめて考えるのは難しいのです。

また、どのような食事をとるかも、生存期間に影響を与えることも分かっています。

このように、いろんなことが、生存期間に影響を与えるので、生存期間を予想することは、至難の業なのです。

以上のことを踏まえると、余命宣告を気にしすぎる必要はありません。

そうかといって、がんに対して楽観的に向かいすぎるのも問題があります。

がんに負けないためにも、すべきことはしないといけません。

恐怖しすぎる必要はありませんが、油断はしないようにということです。

余命をのばすコツはありますので、それに関してはこちらでもお話しています。

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がんによるストレスを減らす方法

•がんによるストレスを減らす方法

おはようございます。加藤隆佑です。

今日は「人に話を聞いてもらうこと」についてお話しますね。

がんになって、どうなってしまうのか?

副作用がつらい。

どうやって、がんの家族をささえたらよいのか?

いろんな不安を抱えていらっしゃると思います。少しでも不安を取り除き、元気になるにはどうしたらよいでしょうか?

私は話を聞いてくれるパートナーを見つけて、定期的に話を聞いてもらうことを、すすめています。

話を聞いてもらうと、考えがまとまるし、生きる力がでるのです。

しかし、それがなかなかできていない方も多いです。元気がある程度ないと、人に話す力もでないからです。

落ち込んでいるときに、話したくもないのに、話をすることを強制する必要はないと思います。

ただし、どれだけ落ち込んでいても、数ヶ月以内には、そこから脱するといわれています。

そこを見計らって、まずは話を聞いてもらってほしいのです。そして相性があえば、定期的に話を聞いてもらうのです。

コツは、調子のよいときこそ、話を聞いてもらうことです。

調子がいいということは、次は調子が悪くなることが起きる可能性がどこかででてきます。一生絶好調ということは、人間として生まれてありえないことです。

話を定期的に聞いてもらっていれば、落ち込んだりして調子が悪くなったとしても、落ち込み具合が軽くすみます。そこからの回復も早くなります。

元気なうちに、話をきいてもらうことを習慣化しておくとさらによいです。落ち込んでしまってから、話をきいてもらおうと気力をふりしぼるのは大変ですから。

決まった曜日の決まった時間に話を聞いてもらうのです。

まずは、気のあう友人に10分くらい話をしてみるところからスタートしてはどうでしょうか?

気負って話をしようと思うと、お互いストレスになりますから、始めのうちは世間話からでもよいと思います。

そして、定期的にしてください。例えば、水曜日の午後5時に必ず電話してみたりするのです。

ただし話す時間はある程度決めといた方がよいです。話が長すぎると、話相手の負担になることもあります。15分から30分を目安にするとよいと思います。

時間制限があると、こちらも考えをまとめて話そうとするから、より効果的に話せます。

私も週に1回は、友人に話を聞いてもらっています。

調子もいいし、何も困ってないし、話を聞いてもらわなくてもよいという気分でも、必ず話をします。そうすると、さらに元気になります。

落ち込んでいて誰とも話をしたくなくても、話を聞いてもらう日を決めているので、それほど苦もなく、話をする気になります。そうすると、少し元気になります。

話を聞いてもらう相手をみつけて、定期的に聞いてもらう。

それが、心が穏やかになり、がんを克服する1歩になるのです。

もし私でよければ、ご相談にのります。