抗がん剤による脱毛へ配慮した美容室があります。

● 抗がん剤による脱毛へ配慮した美容室があります。

こんにちは。加藤隆佑です。

来月から、漢方外来を新設します。特殊な漢方も併用して治療していきます。つまり、ツムラ以外のものも使います。

アトピー、更年期障害など、いろんな病気に対応します。

その準備で少し忙しいのですが、頑張りたいです。

さて、今日の本題です。がんになって、化学療法を受けると、脱毛になることもあります。その結果、通い慣れた美容室にも行きたくなくなります。

治療に対するやる気も削ぐことにもなります。

逆に、見た目を気にして、自分らしい姿を保てると、気持ちも元気になり、気持ちも若返ります。

治療に対するやる気もでてくるでしょう。

従って、美容室に行くことは、抗がん剤治療を受けている女性の方にとって、とても大切なことです。

しかし、抗がん剤による脱毛がある場合には、美容師さんに特殊な技術が要求されます。

具体的には、以下のものです。

個室もしくは半個室対応が可能であること
ウィッグカット技術があること
自毛が生えてきた時の手入れやヘアスタイルの助言ができること

そのようなことができる美容師さんは少なく、その結果、通うことのできる美容室を見つけられない方もいるのです。

さて、上記のような技術をもった美容師さんが所属している団体の1つに、日本ヘアエピテーゼ協会があります。

そのことについては、過去にも何回かブログの記事でも書かせていただきました。。

最近になり、そこ以外で、上記のような技術をもった美容師さんがいる美容室を見つけました。

「個室もしくは半個室対応が可能」で「ウィッグカット技術が備わり」「自毛が生えてきた時の手入れやヘアスタイルの助言ができる」美容師さんがいる美容室はこちらです。

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抗がん剤による血管痛の対処法

● 抗がん剤による血管痛の対処法

こんにちは。加藤隆佑です。

今日は、抗がん剤治療を点滴で受ける際に、血管痛を感じることがあるときの対処法についてお話したいと思います。

なぜ痛みが起きるかについて説明します。

1、薬が酸性もしくはアルカリ性に傾きすぎているという原因

2、薬の浸透圧が高いという原因

3、薬自体に、刺激があり、血管の細胞にダメージを与えるという原因

以上の原因が考えられます。

主に、ファフモルビシン、ジェムザール、ダカルバジン、ナベルビン、エルプラット、アドリアシンという抗がん剤で起きます。

私たちとしては、なるべく、太い血管に点滴をする、毎回点滴をするための血管をかえるといった工夫をしてますが、それだけでは、防ぎきれません。

さて、それ以外で有効な方法は、点滴をしている部分を温めるという方法です。

温めることによって、血管が拡張し、薬が血管の細胞に接触する程度がへり、血管痛が減るのです。

ちなみに、ファルモルビシンの場合は、点滴終了後は、3日程度、アイスノンなどで、点滴した部分を冷やすとよいです。

また、ダカルバジンの場合は、点滴中に、部屋のブラインドをおろし、電気を暗くして、薬が光に当たるのをふせぐとよいです。

これらの工夫をしても、どうしても、対処できない血管痛は場、ポートというものを皮下にうめ込んで、抗がん剤を投与していくことになります。

血管痛のない薬が開発されてほしいものです。

さて、それ以外の副作用の対処法のアドバイスは、こちらでも書いています。

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HER2陽性の乳がんの抗がん剤治療で気をつける事

● HER2陽性の乳がんの抗がん剤治療で気をつける事

こんにちは。加藤隆佑です。

昨日は、胃の早期胃がんの内視鏡治療でした。比較的大きかったのですが、1時間程度で、無事終わったのでよかったです。

さて、今日は、HER2陽性の乳癌の抗がん剤治療で、転移した部分から生検することの大切さのお話です。

乳癌の転移が疑われる場合は、転移疑いの病変を生検することが推奨されています。

なぜならば、転移と思っていた病変が、良性疾患の可能性と、他の悪性疾患の可能性があるからです。

(生検すると、良性であることが2.5%, 他のがんであることが0.8%というデータもあります)

また、もともとHER2陽性なのが、それまでに使用していた抗がん剤の影響で、転移した部分は陰性になることもあります。

ただし、生検しにくい場合は、無理をすべきではないので、HER2陽性の乳がんに準じた治療をしていくことになるのでしょう。

さて、私の事例なのですが、もともとはHER2陽性の乳がんだったのですが、肝臓に転移してきたので、生検をしたところ、その結果は、HER2は陰性でした。

4%の頻度で起きる事は知っていたのですが、頻度は低いために大丈夫だろうと思って検査をしたのですが、結果は、その4%に該当していたのです。

今回のケースを通して、改めて、転移した部分からは、一度は生検することが大切であると感じました。

もちろん、生検する必要が全くない場合もあります。そのあたりは、専門的な知識を加味して判断しないといけません。

今日は少し専門的な話になってしまいましたが、引き続き、みなさんに分かりやすい形で、書いていきたいと思います。

こちらでも、がん治療で気をつけないといけない事をかいています。

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ジェムザール(一般名は、ゲムシタビン)の間質性肺炎という副作用について

● ジェムザール(一般名は、ゲムシタビン)の間質性肺炎という副作用について

こんにちは。加藤隆佑です。

本日は、アンチエイジングの会のランチ会をしてきました。日常生活に漢方や薬草をとりいれて、病気知らずの体を作りましょうという会です。

次回は、葛根丸を作ります。葛根湯には、葛根も入っていますが、量が少ないです。そこで、葛根だけの丸薬を作るのです。

とても簡単ですし、これを毎日飲むと、体温があがり、病気知らずの体になるのです。

さて、今日の本題に入ります。

ジェムザール(一般名は、ゲムシタビン)という抗がん剤で、気をつけないといけない副作用についてのお話です。

それは、間質性肺炎で、呼吸困難、発熱、咳が症状としてでます。

ジェムザール(ゲムシタビン)を受けている最中に、発熱、咳、歩くと息切れをするようになったりしたら、間質性肺炎の可能性があるので、必ず主治医に報告してください。 

間質性肺炎があるにも関わらず、治療を受け続けたら、間質性肺炎がさらに悪化して、亡くなることもあります。

私の患者さんでも、間質性肺炎になった方はいますが、幸い早く発見できたので、入院することもなく、すぐによくなりました。

早期発見、早期治療が大切なのですね。

理想的には、主治医の先生に、診察のたびに、胸の音を聴いてもらうのがよいでしょう。

副作用についてのお話は、メールマガジンでも書いていきますので、登録がまだの方はこちらです。

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ゼローダの皮膚障害と大腸がんの術後補助化学療法

● ゼローダの皮膚障害と大腸がんの術後補助化学療法

こんにちは。加藤隆佑です。

さて、本題に入ります。ゼローダは、大腸がんの術後補助化学療法で、よく使われます。そのような方から、皮膚障害で悩まれていることをよく耳にします。

この皮膚障害をがまんしながら、半年もゼローダを飲み続ける自信がないとおっしゃる方も多いです。

このことに関しての、私の意見をお話します。

実は、ゼローダ以外で、ゼローダと同等の効果があるとされる薬が何個かあります。UFT/ロイコボリンという内服薬や、TS-1というお薬です。

私は、ゼローダの皮膚障害のことを考え、ほとんどの患者さんにゼローダは使わずに、UFT/ロイコボリンを用いるのが現状です。

効果も同じです。

UFTの副作用の問題点に、肝障害の頻度がやや高いので、そこは注意をしますが、全体としては副作用の頻度も少なく、とてもよいお薬といえます。

さて、患者さんは、ゼローダしか選択肢がないと思うと、つらいにも関わらず、ゼローダを飲み続けますが、それ以外の選択肢があることも知ってもらう必要があります。

症状がつらいときに、主治医に、他の薬に変更できないかどうか、相談してもよいでしょう。

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ホルモン剤(アロマシン、アリミデックス、フェマーラ)による治療で、関節痛に悩まれている方へ

●ホルモン剤(アロマシン、アリミデックス、フェマーラ)による治療で、関節痛に悩まれている方へ

こんにちは。加藤隆佑です。

先日、子どもの、幼稚園の終業式が終わりました。あっという間の1年でした。子どももとても成長しました。とてもうれしいです。

さて、今日は、乳がんのホルモン治療における副作用の1つである関節痛についてお話します。

アロマターゼ阻害薬(アロマシン、アリミデックス、フェマーラ)で、関節痛がつらい方はいらっしゃいます。

約5-35%の方に、関節痛がでると言われています。

多くの方は、数ヶ月(2-3ヶ月)で良くなります。

そうなるまで、痛み止めをのみつつ、なれてもらうケースが多いことでしょう。

しかし、中には、なかなか慣れない方や、日常生活に支障がでるほどの痛みがでることもあります。

年単位でホルモン剤は内服しないといけないので、そのような場合は、なんらかの対策が必要です。

対策の1つが、別の種類のアロマターゼ阻害薬(フェマーラを飲んでいる方なら、アロマシンやアリミデックス)にすると、多くの方は、辛い症状がでません。

主治医に相談してみましょう。

(同じ作用機序の薬なのですが、なぜか、大丈夫なことが多いです。)

また、ストレッチもよいでしょう。

関節痛に効くストレッチはこちらです。

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がんによる腹水による症状をとる方法

● がんによる腹水による症状をとる方法

こんにちは。加藤隆佑です。

さて、今日は腹水による症状をとる方法です。

がんが進むと、がん性腹膜炎になり、腹水がたまることがあります。少量の
腹水だけならよいのですが、多量にたまるとお腹がはって、とてもつらいです。

一般的には、尿をだすお薬を飲んだり、漢方薬で治療を試みるケースが多いの
ですが、症状がとれないことが多いです。

そのような方法で改善せず、お腹のはりが強い場合は、腹水を直接抜く
こともします。

お腹に細いチューブを留置するだけですので、簡単にできるのですが、抜く
だけですと、腹水の中にある体の栄養分(アルブミン)も一緒に外に出て
しまいます。

つまり、低栄養がさらに悪化します。それは、体の浮腫をさらに悪化させて
しまいますし、体の血のめぐりも悪くします。

私はそのようなケースでは、「腹水濾過濃縮再静注法」を用いることが多いです。

摂取した腹水を、機会にかけて濾過します。そうすることにより、腹水の中の
細菌やがん細胞を取り除きます。さらに濃縮して、アルブミンといった体に
有用な物質を濃縮して、点滴で体に戻すのです。

栄養分を体内に戻すことは、とても強いメリットです。

それをしたとしても、副作用は強いものはありません。一番頻度の高いものは、
軽度の発熱で、約半数の方に一時的に認めます。

保険診療内では2週に1回できますので、腹水によるお腹の張りが強い場合は、
私はこの治療がベストではないかと考えています。

腹水で困っている場合は、主治医の先生に相談してみてくださいね。

メールマガジンでも、最新のがん治療の紹介もしていきますので、登録がまだの方はこちらです。

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アフィニトールという分子標的薬を、乳がんのホルモン療法に併用する方法

● アフィニトールという分子標的薬を、乳がんのホルモン療法に併用する方法

こんにちは。加藤隆佑です。

先日、特報首都圏で、早期のがんであるにも関わらず、がんの放置療法をして、その結果、がんがかなり進行してしまって、悩まれている方が出演していました。

その方は、放置したことにとても悔やまれていました。

いろんな角度から考えた結果、放置するという選択をすることもあるかもしれませんが、安易には、放置するという選択肢をとらないでください。

また、放置療法をすすめる医師がいるならば、その患者さんを最後まで、診てあげてほしいと思います。

しかし、放置療法をすすめている医師で、最後まで責任を取る方はほとんどいないのではないでしょうか?

繰り返しますが、安易な放置療法はしないでください。

さて、本日の本題です。

昨年3月から、ホルモン療法にアフィニトールという分子標的薬が承認されましたので、このお薬について、詳しくお話します。

ホルモン療法をしていると、次第に効かなくなることがあります。

そのようなケースにといて、ホルモン療法に使われる薬(具体的にはアロマシンというお薬)に、アフィニトールを併用すると、再びホルモン療法の効果が期待できるのです。

ただし、アフィニトールには、口内炎や間質性肺炎という副作用があります。

口内炎に関しては、2週間くらいで発生しやすく、その後は落ち着く傾向があります。

間質性肺炎は、いったん出現すると、命に関わることがあるので、注意を払う必要があります。

今回は、アフィニトールというお薬をご紹介しましたが、それ以外にも分子標的薬がたくさん市場にでてきています。

副作用がほとんどなく、体内のがんを消滅させるような薬がでることも、将来的には期待できるかもしれませんね。

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ジェムザールによる血管痛をとる方法

● ジェムザールによる血管痛をとる方法

こんにちは。加藤隆佑です。

2日前は当直でした。

ところで、35歳すぎて当直すると、体に疲れがたまりやすくなりましたが、食事内容を工夫し、漢方を飲むようになると、全く疲れなくなりました。

食事と漢方というのは、アンチエイジングにもとても大切であることを、自分の体を通して感じる今日この頃です。

さて、今日の本題です。

膵がんや乳がんの治療で用いられるジェムザールのお話です。

このお薬は比較的副作用が少ないのですが、ジェムザールの点滴を受ける時に、血管に痛みを感じる方が、いらっしゃいます。 

ジェムザールは酸性に近いので、痛みがでます。

その場合の対策の1つが、ジェムザールを溶かす液体をブドウ糖にすることです。 

もし血管痛がでた時に、ジェムザールを溶かしてあるボトル(ぶら下がっている点滴)が、生理食塩水であれば、次回からは変更したほうがよいです。

次回からはジェムザールをブドウ糖液に溶かしてもらうように担当の看護師や医師に相談してみてください。 

もしそれでも痛みがでる場合には、温湿布が有効です。

血管を温める事により、血管が拡張して、薬が血管にあたる割合が少なくなるからです。

ちょっとした工夫で、抗がん剤による治療の苦痛は減らせます。

メールマガジンでも、治療を楽にうける工夫をお話していますので、治療を楽に受けたい方はこちらです。

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手術でとれない膵がんの、新しい選択肢について

 手術でとれない膵がんの、新しい選択肢について

こんにちは。加藤隆佑です。

今日は、膵がんの抗がん剤治療についてのお話です。

最近になり、膵がんの抗がん剤治療でいろんな選択肢が増えてきましたが、患者さんの満足のいく結果になるかという話では、ほど遠いのが現状です。

しかし、治る膵がんもあるわけですから、患者さんの希望をききながら、ベストの選択をしていくのがよいでしょう。 

変更点をふまえて、今後の治療は以下の通りになります。

遠くの臓器に転移があって、手術ができない場合は、

ジェムザール(ゲムシタビン)
ジェムザール(ゲムシタビン)+タルセバ(エルロチニブ)併用
FOLFIRINOX療法
TS-1
ジェムザール(ゲムシタビン)+アブラキサン併用

遠くの臓器に転移がないけど、周囲の大切な血管をまきこみ手術ができない場合は

ジェムザール(ゲムシタビン)(アブラキサンの併用も可)
TS-1

さて、ここから先は私の考えですが、ジェムザール(ゲムシタビン)にタルセバ(エルロチニブ)を追加しても、副作用が増えるわりに、生命予後の改善は少ないです。

そのことを考えると、ジェムザール(ゲムシタビン)にタルセバ(エルロチニブ)を使うケースはかなり限られるでしょう。

またFOLFIRINOX療法は副作用がとても強いので、その治療法を使うケースもかなり限られるでしょう。 

つまり、ジェムザール(ゲムシタビン)(そこにアブラキサンを併用も可)とTS-1が、治療の主軸であり、それ以外の治療に関しては、慎重に考えないといけないです。   

膵がんで、もっと劇的によくなる治療法がでてほしいものです。

新しい治療法については、メールマガジンでもご紹介しますので、登録がまだの方はこちらです。

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