抗がん剤治療中には、心臓にも気をつけないといけない。

抗がん剤治療中には、心臓にも気をつけないといけない。

こんにちは。加藤隆佑です。

さて、抗がん剤の中には、心臓に影響を及ぼすものがあります。

例えば、乳がんでよく用いられるアドリアマイシンやハーセプチンによって、心不全が引き起こされることがあります。

特にアドリアマイシンは、いったん心機能が低下してしまうと、心機能は元に戻らないと言われています。

ちなみにハーセプチンに関しては、やめれば、心機能は元に戻ります。

いづれにせよ、心臓の機能が低下してきた兆候がでたら、そのお薬をいったんやめないといけません。

具体的には、体重が急に増えてきたり、息切れをするようになったら、主治医に相談しましょう。

仮にアドリアマイシンによる副作用がでたとしても、それに変わる薬(ナベルビンやテラルビシン)に変更することもできます。

それ以外にも、体の静脈に血栓(血の塊)ができやすくなる抗がん剤もあります。もし血栓ができて、肺の血管がつまると、命に関わることがあります。

具体的には、アバスチン、ネクサバール、スーテントというお薬を用いるときには注意をしないといけません。

寝ている時間が多いと、血栓ができやすくなるので、体を動かしたり、水分を多めにとって、血をさらさらの状態にすることが大切です。

また、シスプラチンという抗がん剤は、心房細動という不整脈を引き起こしたり、キロサイド、タキソールは脈が遅くなったりします。

いづれにせよ、不整脈、息切れ、急な体重増加、胸痛といった症状がでれば、主治医に相談することが大切なのです。ちなみに、メールマガジンでも、抗がん剤の治療の副作用で気をつけないといけないことを書いています。

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