手術でとれない膵がんの、新しい選択肢について

 手術でとれない膵がんの、新しい選択肢について

こんにちは。加藤隆佑です。

今日は、膵がんの抗がん剤治療についてのお話です。

最近になり、膵がんの抗がん剤治療でいろんな選択肢が増えてきましたが、患者さんの満足のいく結果になるかという話では、ほど遠いのが現状です。

しかし、治る膵がんもあるわけですから、患者さんの希望をききながら、ベストの選択をしていくのがよいでしょう。 

変更点をふまえて、今後の治療は以下の通りになります。

遠くの臓器に転移があって、手術ができない場合は、

ジェムザール(ゲムシタビン)
ジェムザール(ゲムシタビン)+タルセバ(エルロチニブ)併用
FOLFIRINOX療法
TS-1
ジェムザール(ゲムシタビン)+アブラキサン併用

遠くの臓器に転移がないけど、周囲の大切な血管をまきこみ手術ができない場合は

ジェムザール(ゲムシタビン)(アブラキサンの併用も可)
TS-1

さて、ここから先は私の考えですが、ジェムザール(ゲムシタビン)にタルセバ(エルロチニブ)を追加しても、副作用が増えるわりに、生命予後の改善は少ないです。

そのことを考えると、ジェムザール(ゲムシタビン)にタルセバ(エルロチニブ)を使うケースはかなり限られるでしょう。

またFOLFIRINOX療法は副作用がとても強いので、その治療法を使うケースもかなり限られるでしょう。 

つまり、ジェムザール(ゲムシタビン)(そこにアブラキサンを併用も可)とTS-1が、治療の主軸であり、それ以外の治療に関しては、慎重に考えないといけないです。   

膵がんで、もっと劇的によくなる治療法がでてほしいものです。

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加藤隆佑プロフィール
小樽協会病院 消化器内科 主任医長
日本消化器内視鏡学会専門医
日本消化器病学会専門医
肝臓専門医
内科認定医
がん治療認定医