タキサン系の抗がん剤の副作用の1つに、「酔い」があります。

● タキサン系の抗がん剤の副作用の1つに、「酔い」があります。

こんにちは。加藤隆佑です。

さて、今日はタキサン系の抗がん剤であるパクリタキセル(タキソール)、ドセタキセル(ドセタキセル)、ワンタキソテールの、特徴的な副作用についてのお話です。

実は、これらの薬を使う事により、酔う事があります。

その理由は、これらの薬を溶かすものに、エタノールが添加されているからです。

タキソテール:ビール25mlに匹敵するエタノール
ワンタキソテール:ビール56mlに匹敵するエタノール
パクリタキセル:ビール166mlに匹敵するエタノール

ビール166mlですと結構な量ですよね。私はこのくらいで顔は赤くなります。

従って、アルコールに過敏症の方は、これらの薬は使えませんし、車の運転もできないでしょう。

一方で、同じタキサン系であるアブラキサンという薬には、エタノールが添加されていませんので、アルコールがダメな方はこちらを使うとよいでしょう。

また、ドセタキセルに関しては、ブドウ糖で溶かすこともできますので、そうすれば、「酔う」ことは防げます。

もしこの症状に困られたら、主治医に相談してくださいね。

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加藤隆佑プロフィール
小樽協会病院 消化器内科 主任医長
日本消化器内視鏡学会専門医
日本消化器病学会専門医
肝臓専門医
内科認定医
がん治療認定医