大腸がんで使われるスチバーガ錠という薬について

大腸がんで使われるスチバーガ錠という薬について

こんにちは。加藤隆佑です。

雪に覆われた路面も、ようやく地肌が見えてきました。また、雪はふるでしょうが、春を感じて、気持ちも軽やかになります。

今日は、大腸がんの方に使えるお薬で、スチバーガ錠というお薬についての説明です。1日1回飲むお薬です。

ただしこのお薬を飲むための条件があります。

「FOLFOX・FOLFIRIやアービタックスといったお薬を使っても、効果がなかった方」が飲んでもよいという条件なのです。
すなわち、3番目もしくは4番目に試みるお薬になります。

気になることは、副作用です。

3番目や4番目のお薬を試みるころには、体力がなくなり、副作用がでやすくなることが多いからです。

日本人に使用した場合の副作用を列挙してみます。

手足の皮膚障害 80% (日常生活に支障がでるものは27.7%)
疲労感  43.1% (日常生活に支障がでるものは6.2%)
高血圧  60% (日常生活に支障がでるものは10.8%)
食欲不振  43.1% (日常生活に支障がでるものは9.2%)

外国人のデータをここには提示していませんが、日本人のほうが、手足の皮膚障害や高血圧がでやすい傾向があります。

せっかくお薬を飲んでも、副作用で食べられなったり、倦怠感が強く、何もする気がしなくなっては意味がありません。

日常生活に支障がない範囲に、副作用を抑える工夫をしていくことが大切になってきます。

また、1番目や2番目に使われる抗がん剤に比べると、切れ味は劣ります。

副作用を我慢して、苦労して飲んだ割には、それに見合った利益を得る事ができないことも多いので、この抗がん剤治療を受けるかどうかは、慎重に考えることも必要でしょう。

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加藤隆佑プロフィール
小樽協会病院 消化器内科 主任医長
日本消化器内視鏡学会専門医
日本消化器病学会専門医
肝臓専門医
内科認定医
がん治療認定医

手術、放射線療法、抗がん剤の副作用、食事療法、免疫療法など、がん治療に関わることをアドバイスしています。