食事の工夫が、がんを克服する一歩につながる

●食事の工夫が、がんを克服する一歩につながる

こんにちは。加藤隆佑です。

先日糖尿病学会の最新の報告を読んでみていたら、気になる記事がありました。

糖尿病を合併した場合、がんのリスクが男性12%, 女性19%上昇する。

具体的には、大腸がん40%, 肝臓がん97%, すい臓がん 85%である。

という報告です。

海外では、乳がん・前立腺がんも増えるというデータもでています。メカニズムを単純に書くと、免疫力が低下するからといえます。血糖値が高い状態は、がんの発育に有利な環境を与えるのです。

(糖尿病の薬自体が、がんの発症に関係する可能性も否定はできないという見解もかかれていました。このあたりは、なんともいえないところですね。)

いずれにせよ、血糖を高くしないようにすることが、がんの発育を抑えて、がんの再発を防止するといっても、過言ではないかもしれません。

食べ過ぎない
運動
お酒を控える
タバコをすわない

血糖値をあげないために、上のことは以前より言われていること。ストレスのない範囲でやって欲しいです。

さらに1歩踏み込んで、今日はお話します。同じ100kcalのエネルギーを生み出す食べ物をとったとしても、食べ物の種類によって血糖値の上がり方が異なります。

例えば白米。吸収が早く、血糖値が高くなりやすいです。いったん上がった血糖値は下がりにくいです。一方で、お粥だと、吸収がゆっくりで血糖値が高くなりにくいです。さらに血糖が上がっても、1時間程度で下がります。

なるべくなら、血糖が上がりづらいものを多く取ると良いでしょう。

血糖が高くなりやすい食べ物(高G食品のことです)

グラニュー糖
フランスパン
チョコレート
菓子パン
食パン
白米

それほど上がらない食べ物(中GI〜低GI食品のことです)

そば
玄米
お粥
五穀米
サツマイモ
オートミール
アガベシロップ
野菜全般
(ニンジン・ジャガイモ・カボチャ・山芋・長いも・とうもろこし・里芋・切り干し大根を除く)

血糖が上がりやすい食品を食べ過ぎず(栄養の関係で取らなくてはいけないものもあります)、また上がりにくい食品を多めにとることが大切です。

この視点から考えると、白米の取りすぎは気をつけたほうがよいでしょう。日本人はたくさんとりすぎです。お茶碗半分くらいにしたほうが良いでしょう。

がんを克服するには、一つのことをすればいいわけではありません。

病院から提供される治療、食事への配慮、散歩、自分の心のケアといった小さなことの積み重ねが大切です。

そして、本日お話した食事の工夫が、がんの発育を抑え、再発の防止につながる1歩になるのです。