タキソール・ドセタキセル・アブラキサンによるしびれでお困りの方へ

●タキソール・ドセタキセル・アブラキサンによるしびれでお困りの方へ

こんばんは。加藤隆佑です。

さて、今日はタキサン系のお薬による末梢神経障害の予防の方法をお話します。

手足の指先がピリピリする
じりじりするような痛み
しびれて包丁がもてない
ぼたんがはめれない
手の皮が厚くなった感じ
感覚が鈍い

そんな症状で悩まされていないでしょうか?

タキソール・ドセタキセル・アブラキサン(タキサン系というお薬に分類されています)はとてもいい薬なのですが、問題の一つが末梢神経障害です。長く使っていると、それが出やすくなります。

これまで、ビタミンB6やビタミンB12、リリカ、漢方薬の牛車腎気丸などで、副作用対策としてきました。

しかし、なかなか決め手になる対策にはなっていません。それらの治療により、よくなることもあれば、症状の改善に乏しいこともあるのです。万が一症状がでてしまった場合には、お薬の減量やお休みをするのが、一番確実です。

しかし、お薬をお休みしている間にがんが増えるのではないかと、不安になる方もいるはず。(短期間のお休みであれば、心配はいらないのですが。)

やはり予防が一番大切だと思います。どうしたらよいのでしょうか?

今回はお薬以外の方法で、その予防に役立つかもしれない方法をお話します。

その方法とは、お薬の投与開始から24時間の間だけ、加圧ストッキングを履くことです。

加圧ストッキングというものを耳にしたことがない人もいるかもしれません。圧が加わるソックスのことで、足の痺れや血行不良で思うように歩くことができない方をサポートしてくれます。糖尿病の治療の領域などで使われています。

それを、がんの治療にも応用しようというものです。タキサン系のお薬は24時間以内に体内からほぼ排出されるので、24時間装着するとよいとされています。

コツは、タキサン系のお薬を開始することが決まったら、症状がなくてもストッキングを履くことです。

そうすることにより、しびれの予防対策になるのです。

いったん症状がでた後にストッキングを使うと、半分くらいの方は症状が和らぎます。しかし、残り半分の方は症状が一時的に悪化してしまうこともあるのです。

もちろん、ストッキングをやめれば、症状はもとに戻ります。

いったんでた症状をやわらげることもありますが、予防的に使う方が、より効果が期待されるのです。

ストッキングの効用として、しびれだけでなく、お薬による下肢の倦怠感も和らげてくれます。いろんなよい面があるのです。

個人差はありますので、使ってみて、あわなかったらやめてくださいね。

今後はもっとたくさんの方からデータを集めて、ストッキングの効果を検証する必要があります。しかし、副作用もなく手軽にできるこの方法は、やってみる価値があります。

試せることを試しながら、自分にあったものを探していきましょう。

おすすめのストッキングのリンクもはっておきますね。糖尿病用のストッキングですが、医療用なので、がんの方でも大丈夫です。ただし、説明書をしっかり見た上で使ってくださいね。

医療用弾性ストッキングのサイトはこちらです。