高齢者のがん治療で、多くの方がやっていないこと

● 高齢者のがん治療で、多くの方がやっていないこと

こんにちは。加藤隆佑です。

さて、今日の本題です。

高齢者のがん治療は、いろんな点で注意すべきことがあります。

若い人に比べれば、臓器の予備能力が低いので、重大な副作用が起きると、命に関わる確率は、高くなります。とても慎重に治療をしていかないといけません。

また、高齢者の方の一部は、主治医の話を十分に理解できていないにも関わらず、分かったようなふりをしながら、治療を受けられる方も見かけます。

自宅に帰って、家族から治療の内容について聞かれても、しっかり答えることができずに、家族も、治療についてわからないまま過ごされるケースも多いです。

先日も、私の担当している高齢の患者さんで、具合の悪い方がいました。

毎回一人で病院に来られるのですが、体調が悪くなった時は、1人でくることができずに、家族と一緒に来られました。

家族から、「母の治療と、がんの状態はどんな感じなのですか?本人から聞いても、的を得た答えをしてくれないために、よく分からないのです。」と言われました。

家族は、治療や病状について分からないまま、不安な気持ちで過ごされていたようでしたが、私は、病状を説明して、病状を納得していただきました。

ただ、私としては、体調が悪くなってから、説明を受けるより、ふだんから、家族の病状を知っていてほしいと思います。

だからこそ、本人が的を得た答えをしてくれない時は、家族も一緒に病院についていってあげてください。

ただし、家族の中には、元気になってほしいという気持ちから、ついこんな一言を発してしまうことがあります。

「もっとがんばって治療うけないといけないでしょ」

「なんで、こんな重大なことを隠していたの?」

「もっといい病院探したら?(本人は病院に満足していても)」

「治療をうけているのだから、タバコをやめないといけないでしょ」

このような家族の一言が、治療を受けている本人にとってはストレスになったりして、自分の病状をあえて、家族に言わなくなる方もいます。

だからこそ、家族は、近くで寄り添ってあげる感じで、治療を受けている方の応援するのがよいでしょう。

もし何かアドバイスを求められたときにはじめて、家族はアドバイスをすればよいのです。

つい感情的になってしまうのが、親子というものなので、一言多く言ってしまうこともおおいかもしれませんが。

少し話はそれましたが、ご高齢の方のがん治療では、家族も一緒に病院に行けるならば、付き添ってあげたほうがよいです。

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