抗がん剤の副作用がでやすい人の共通点

抗がん剤の副作用がでやすい人の共通点

こんにちは。加藤隆佑です。

さて本日の本題に入ります。抗がん剤治療をしようかどうか悩まれている方から、よく聞かれる質問です。

「抗がん剤治療は苦しいですか?」

実はこれはとても難しい質問です。どの程度の苦しさを感じるかは、個人差があるからです。

例えば、女性は痛みに強く、男性は痛みに弱い傾向にあります。だからこそ、女性は出産にも耐えれるのですが、同じことを男性がやることは無理でしょう。

同じ苦しさだったとしても、受け止め方に個人差があるということです。

ただし、一つ言えることはあります。副作用を抑える薬も発達しました。抗がん剤治療をしながら、働かれている方もたくさんいらっしゃいます。

つまり、日常生活を問題なく暮らせるくらいの苦しさにとどめることができるということです。

ただし注意すべきことがあります。

始めのうちは、たいした副作用はなくても、長く使ってくると副作用がでやすくなることがあることです。

例えばエルプラットという薬を長期間使っていると、「しびれ」という症状がでやすくなります。

長期間使用していくときは、慎重に副作用の出方にかわりがないかどうかをみていかないといけないのです。

副作用の程度が強くなれば、お薬を変更することも考えないといけないかもしれません。

また、ベットに寝ている時間が長くなり、体力が無くなってきても副作用はでやすくなります。

リハビリをすると、副作用が軽くなるというデータあることも、体力を維持する事の重要性を物語っています。

副作用を減らすコツは他にもありますので、それを知りたい方はこちらです。

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術後補助化学療法を受けるべきか悩んでる方へ

● 術後補助化学療法を受けるべきか悩んでる方へ

おはようございます。加藤隆佑です。

昨日は、カウンセリングの師匠と崇めている先生と、食事をしてきました。

人を援助することについて、改めにいろいろ考えさせられた一日で、とてもよかったです。そのことについては、後日みなさんとシェアできればと思います。

さて、今日の本題です。

術後補助化学療法を受けるべきかどうかのお話です。

そのようなお話をしようとしたきっかけは、

手術で大腸がんを全部がんを取りきったが、リンパ節転移がありました。再発予防のための化学療法をすすめられました。したほうがよいでしょうか?

こんなご質問があったからです。

そこで、大腸がんの術後補助化学療法を例にとってお話します。

まずは答えです。

教科書的には(ガイドラインのことです)やったほうがよいです。

しかし、受けることによるメリットやデメリットをしっかり認識して選択することが大切。

というのが私の見解です。もう少し詳しくお話しますね。

大腸がんの術後補助化学療法の対象となるのは、リンパ節転移がある方です(一部例外はあります)。しかし、そのような方の再発率はそれほど高いわけではないのです。

つまり、リンパ節転移のある人すべてに、化学療法を行ったとして、その中にもともと再発しない人もいれば、化学療法をやったとしても再発する人も含まれるわけです。

具体的な数値としてはどうでしょうか?

100人の方が術後補助化学療法をうけて、その中で恩恵がえられる人は7人というデータがでています。

「恩恵がうけれる人」の意味は、「術後化学療法をしなければ再発してたけど、術後化学療法をうけたことにより再発がふせげる人」ということです。それが7人ということです。

ちなみに、約2割の中のさらに一部の方は、治療をうけることにより、再発までの期間がのびると言われています。

反対の視点でみてみると、7割強の方は、受けても恩恵はなく、むしろ、経済的負担や抗がん剤による悪影響を受けるだけになります。

大腸がん以外の術後補助化学療法でも、だいたい同じような成績です。

そのことを知っていただいた上で、術後補助化学療法を受けるという選択はいいのですが、受ける前にちゃんと

1、術後補助化学療法を受ける利益
2、術後補助化学療法を受けることによる不利益
3、術後補助化学療法を受けないことによる利益
4、術後補助化学療法を受けないことによる不利益
5、術後補助化学療法を受けて再発したらどうなるのか?
6、術後補助化学療法を受けないで再発したらどうなるのか?

ということを、考えた上で選択しないといけないと思います。

抗がん剤である以上、副作用(場合によっては生命に危険が及ぶ場合もあります)があります。

再発はほとんどしなくなるという思い込みで抗がん剤治療をうけて、最終的に再発してしまい、抗がん剤治療を受けた意味がなかったのでは、と言われた方もいらっしゃいます。

そうならないためにもちゃんと、最低上にあげた6個のことを考えないといけません。それは医師だけで考えれることではありません。個人の価値観というのも絡んできます。

ガイドラインで推奨されているからやりましょう、と言われ、それだけの根拠で治療を受けるのはちょっと乱暴かなというのが、私の見解です。

そのあたりのことを考えつつ、主治医と相談してみましょう。

またがんによる死亡率を左右するものに、どのような食事をとるかということも要素になります。

私たちの細胞は、食べ物からできていることから考えれば、当然といえば当然のことなのですが、食事にも気をつけてくださいね。

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余命告知は、あたらない!

● 余命告知はあたらない。

こんにちは、加藤隆佑です。

さっそく本題に入ります。

「余命は半年から長くても2年くらいくらいという余命宣告をされた。それをどのように受け止めてよいか悩んでいる」という相談がありました。

それと似た悩みを持たれている方は多いです。今日は、そのことについて、考えてみます。

1970年代であれば、手術できないような大腸がんであれば、半年くらいしか生きることができないケースが多かったようです。

現在は、抗がん剤治療が飛躍的に発達して、かなり長生きできるようになりました。

抗がん剤治療がよく効く場合には、さらにラジオ波焼却術、定位放射線照射(放射線治療の一種)、外科的切除を併用できることもあります。

そうすることにより、最終的には完治にもっていけることもあります。

抗がん剤治療などの発達により余命を推測することはとても難しくなり、余命をお話することができなくなったのです。

また、もっとも進んだ段階であるstageⅣの方の生存曲線というのもあり、そのデータを、患者さんが希望されれば、お話することもできます。

しかしstageⅣといっても病気の広がりや個人の状態に差があります。

肝臓だけに転移している方。
肝臓と肺に転移している方。
肝臓に転移しているけど、もともと寝たきりに近い方
肝臓に転移しているけど、活動的に生活している方

いろんな人をひっくるめたデータなので、それを一個人にあてはめて考えるのは難しいのです。

また、どのような食事をとるかも、生存期間に影響を与えることも分かっています。

このように、いろんなことが、生存期間に影響を与えるので、生存期間を予想することは、至難の業なのです。

以上のことを踏まえると、余命宣告を気にしすぎる必要はありません。

そうかといって、がんに対して楽観的に向かいすぎるのも問題があります。

がんに負けないためにも、すべきことはしないといけません。

恐怖しすぎる必要はありませんが、油断はしないようにということです。

余命をのばすコツはありますので、それに関してはこちらでもお話しています。

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安全な抗がん剤治療を受けるために、必要なものは?

● 安全な抗がん剤治療を受けるために、必要なものは?

おはようございます。加藤隆佑です。

さっそく、本題に入ります。抗がん剤治療と聞いて、どんなイメージをもたれますか?考えてみてください。

髪の毛が抜けるつらい吐き気もう終わりだと思われるかもしれません。昔の医療現場やテレビのイメージでそんなイメージが植え付けられているかもしれません。

私も同じイメージをもっていました。高校生のときに、ドラマで病室のトイレで、嘔吐しながら抗がん剤治療をうけている場面とてもショックを受けたのです。

ところが、医者になって現場にでてみると実際は違いました(ちなみに医者になったのは、約10年前です)。正確にいえば、お薬が進歩して、そのような状況ではなくなっていたのです。

日常生活を送りながら、仕事をしながら、入院しないで通院しながら抗がん剤治療ができるようになったのです。

私が担当している患者様も、働きながら通院されている方が大半です。

最も高齢の方で83歳の方もいらっしゃいます。

若い方と同じように、元気に通院しながら治療を受けています。

とはいうものの、副作用に個人差があるのも事実です。そのようなときも、吐き気止めの薬の工夫、抗がん剤の量の工夫、吐き気のでにくい食事の工夫、投与期間の工夫をします。

そうすることにより、大半の方は日常生活を送りながら抗がん剤を続けることができます。

さて、抗がん剤を副作用を少なく、仕事もしながら続けている方の共通点が1つあります。

それは、体力があるということです。

体力というと、漠然としたイメージになりますが、ジムにいって、簡単なスポーツは普通にするくらいの力がある方ということです。

逆に、足腰が弱く、自宅で寝ている時間が多い方は、副作用がでやすい傾向にあります。

抗がん剤治療を安全に受けれるか否かは、その方がどの程度の体力を持っているかにかかっているます。

その体力が十分にあれば、高齢でも、副作用に悩まされず、安全に治療はできる見込みが高いのですが、体力がなければ、若くても、副作用に悩まされて、安全な治療は難しいのです。

体力をつけて、維持することも、がん治療においては、大切なのですね。

引き続き、メールマガジンでもがん治療で知っておかないといけないことについて、書いていきます。

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がんを克服するための12か条

こんにちは。 加藤隆佑です。

さて、今日の本題です。

がんにかかった患者数の統計を見てみると、年々増えてきています。

この結果をみると、がんは防ぎようがないものと思っている方もいるかもしれません。

しかし、信頼のおける論文によれば、9割のがんは、予防を心がければ、防ぐことができるとされています。

具体的にしてほしいことは、以下の通りです。

1、バランスのとれた栄養をとる(いろどり豊かな食卓にして)

2、毎日変化のある食生活を

3、食べ過ぎをさけ、脂肪は控えめに(おいしいものを適量に)

4、お酒をほどほどに

5、たばこを吸わないように

6、食べ物から適量のビタミンと繊維質のものを多く取る 

7、塩辛いものは少なめに、

8、あまり熱いものはさましてから

9、かびの生えたものに注意

10、日光に当たりすぎない

11、適度にスポーツをする

12、体を清潔に

以上ですが、いかがでしょうか?

この話をすると、食事内容に関しては、私は大丈夫!と言われる方もいるのですが、いざ食事内容を、私が拝見させてもらうと、とても偏った食事である方も珍しくありません。

長年の食生活というのは、誰かにアドバイスしてもらうこともないので。大丈夫と思い込んでいる方が多いのです。

大丈夫と思っている人も、一度は、専門の人にみてもらうことをおすすめしています。

この12個の毎日の積み重ねが、がんの予防に大切です。

予防から話はそれますが、がんになった方も、この12個を実践して、免疫力をあげて、がんの成長を抑えることにつながるのです。

がんを克服するコツは、こちらでもお話しています。

 

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がんはポン!

こんにちは。加藤隆佑です。

私はブログを書いていて、ずっと気になっていたことがあります。がんと言う言葉です。悪いイメージがたっぷりです。

痛い

死ぬかもしれない

苦しい
がんと告知されたとします。多くの人ははじめは強いショックをうけます。時間がたつにつれて、少しずつその事実を受け止めることができるようになります。

しかし 、テレビ 、雑誌、医師、インターネット などで、その言葉を見たり聞いたりすると、いい気持ちはしません。音の響きが悪いです。

同時にいままでの長い生活の中で「がん」という言葉にしみ込んだ悪いイメージが、脳裏をかすめることにもなります。

かすめることに気づくこともあれば、本人が気づかないレベル(すなわち潜在意識のレベル)のため、かすめたことに気づかないかもしれません。

不快な言葉は不快な言葉でしかありません。

それはマイナスの治療効果につながりかねます。

だから、がんという言葉を撲滅して、名前を一新したらどうかと思うのです。

医師の昇幹夫さんは、代わりにポンという表現を提案されました。

国立ポンセンター
大腸ポン
乳ポン

指し示すことは同じですが、メンタル面でマイナスの影響は和らぎます。
むしろ笑いが起きて、プラスの影響をもたらします。

がんという言葉を忘れて、すべてポンに置き換えてみるのはいかがでしょうか?

もし、がんという言葉が心に浮かんだら、「違う、違う、違う。ポンだったぁ!」そんな感じに考えてみましょう。

薬も大切ですが、自分自身にも病気を、治す力は秘められています。

● 薬も大切ですが、自分自身にも病気を、治す力は秘められています。

こんにちは。加藤隆佑です。

私たちは、病になれば、病院で薬を処方してもらいます。その繰り返しが、病気を治すためには、薬が必要であると考えがちになっていしまいます。

しかし、必ずしもそうではないことを、結核を例にとってお話いたします。

結核の死亡率ですが

1812年:1万人のうち700人1882年:1万人のうち370人
1910年:1万人のうち180人
1945年:1万人のうち48人

上記のように推移しています。ここで質問です。抗結核薬が広く普及したのはいつころでしょう?

答えは1945年以降です。

すなわち、薬が普及する前から結核による死亡率が激減していたのです。

具体的には、衛生状態の向上や食料の安定的に供給されたのです。

薬も大切ですが、薬以外の要因も大切ですね。

そのことを踏まえて、次は、がんの話をします。

膵がんの治療で広く使われつつある抗がん剤でエルロチニブというものがあります。

従来のゲムシタビン単剤とゲムシタビン+エルロチニブ併用で比較した生存曲線です。

併用したことにより約2週間長く生きれるようになりました(あくまで統計上の話です。実際は個人差があります。)

また、下は肺癌の患者さんで通常の抗がん剤治療のグループ(青線)と同じ抗がん剤治療に早い段階からの痛み止めとカウンセリングを併用したグループ(赤線)を比較しました。

早めに痛み止めをして、カウンセリングをうけた方が2ヶ月長く生きられるようになりました。

同じ抗がん剤を受けていても、痛みをおさえ、精神を整えると、ここまでの違いがでるのです。

ここまでで言いたいことは、薬はたいして役に立たないということではありません。

薬は大切ですが、自分の体調(精神面と肉体面)と環境を整えることも大切だということです。

このことは、がんを克服するための、重要なヒントになるのですね。

引き続きメールマガジンでも、がんを克服する秘訣をお話していきます。

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がんによる親の死別で傷ついた子どもに,向き合ったら良いか?

● どのように、がんによる親の死別で傷ついた子どもに向き合ったら良いか?

お世話になっております。

今日はグリーフケアについてお話いたします。

まずは、グリーフケアについての説明です。

死別を経験しますと、しらずしらずに亡くなった人を思い慕う気持ちを中心に湧き起こる感情・情緒に心が占有されそうな自分に気づきます。

また一方では死別という現実に対応して、この窮地をなんとかしようと努力を試みています

この二つの間で揺れ動き、なんとも不安定な状態となります。その結果、体で不愉快な反応・違和感を経験します。これらを「グリーフ」と言います。

そして、それを和らげることをグリーフケアといいます。

例えば、緩和ケアの先生をご覧ください。(とても素敵な人柄がにじみ出ているブログです。)

グリーフケア1

グリーフケア2

グリーフケア3

これは、1つの例ですが、このようにして、グリーフの状態から立ち上がっていくのです。

さて、私は、グリーフケアを行うさいに、絵本が大きな役割を果たすと考えています。

絵本セラピーという言葉があるように、絵本には、ふさぎ込んだ心に力を与えることができるのです。

グリーグケアにおいては、以下の本がよいのではないのかと思います。大人であっても、子どもであっても、是非読んでほしい本です。

『ひかりの世界』 葉 祥明  校成出版社

『ぶたばあちゃん』マーガレット・ワイルド  あすなろ書房

『うまれてきた子ども』 佐野洋子  ポプラ社

『おかげさまーいのちのまつりー』 草場 一尋  サンマーク出版

『100万回生きたねこ』 佐野洋子  講談社

ちなみに、私は絵本セラピーでもとりあげられる本を何冊か自宅に持っているのですが、子どもに読聞かせると、自分まで涙がでてくることがよくあります。

絵本には、不思議な力がありますね。

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がんの治療を受ける上で、いろんな情報に惑わされない方法

● がんの治療を受ける上で、いろんな情報に惑わされない方法

こんにちは。加藤隆佑です。

今日は、インターネットを使ってどのように情報を集めたらよいかというお話をします。

そのために大切なことの1つが、基礎知識があるかどうかということです。

従って、がん情報サービスやWeb版がんよろず相談室といった信頼のおけるホームページで、基礎知識を押さえておくことが大切です。

それをしないと、いろんな情報に振り回されてしまいます。

次に大切なことは、両極端の意見を確認するということです。

例えば、免疫療法が効くかどうかを調べるときに、多くの方は、免疫療法を効いてほしいという期待もあるため、効いていることを強調しているサイトを中心に調べてしまいます。

しかし、免疫療法が効かないという主張している方もたくさんいますので、そのような方の意見が書いてあるサイトもちゃんと確認して、冷静に判断していくことが大切です。

データを用いて、客観的に説明しているサイトを探すことも大切です。

また、主治医の先生に相談することも大切です。

主治医が、ちゃんと相談にのってくれる人ならば、真剣に話を聞いてくれるでしょう。

しかし、多くの方は、主治医に相談せずに、自己判断で、いろんなことをやっている方が多いです。

インターネットには書かれていないことで、医療の最前線にいる医師でないと分からないこともあるので、主治医に相談することも大切です。

相談しても、否定的な意見しか返ってこないこともあるでしょう。

仮にそのような結果になっても、「自分の主治医は、免疫療法に否定的な意見なのだ」という風に客観的に受け止めて、その上で総合的に判断していけばよいのです。

主治医がダメといったからといって、それに従う必要は必ずしもありません。

ちなみに、免疫療法が効くのか?の答えですが、私の知人もその治療にたずさわっていますし、そのような治療を受けられてきた患者さんもたくさん見ていますので、私なりの答えを持っています。

それに関しては、辛口な話になるので、別の機会にお話しますね。

ここでお話したいことは、インターネットの情報には限界があるので、やはり主治医には一言相談してほしいということです。

メールマガジンでも、免疫療法についてのお話もしていきますので、登録がまだの方はこちらです。

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