ゼローダの皮膚障害(手足症候群)で悩まれている方へ

●ゼローダの皮膚障害(手足症候群)で悩まれている方へ

おはようございます。加藤隆佑です。

さて、今日は、乳がん、大腸がんなどで使われることの多い、ゼローダというお薬の副作用である皮膚障害に関してです。

ゼローダは、皮膚障害がなければ、よいお薬だと思うのですが、皮膚障害がでるとやっかいです。

3週投与して、1週休むというスケジュールですと、約51.9%の人に皮膚障害がでます。

その抗がん剤を、一時的に中止したほうがよいと言われる状態(疼痛を伴うようになった場合)になる方が、23.6%ぐらいでると言われています。

無理に飲み続けると、後遺症が残ることがありますので、無理はしてはいけません。

そのようにならないようにするための日常生活の注意点は、以下の通りです。

皮膚を清潔して、乾燥をさけます。保湿剤(ヒルドイドローション)や低刺激性の石けん(私のおすすめはYOSHIMI)を使いましょう。

日焼けといった、皮膚のストレスになることを避けましょう。

予防的に、ピドキサールというビタミンB6のお薬を飲んでもらうこともよいです。

(しかし、それに関しては、有効性を示唆するデータはまだ十分ではありません。)

また、症状がでた場合に備えて、事前にステロイドのクリームを処方し、症状が出たときに、患者さんに塗ってもらう施設も多いです。

ちなみに、このような皮膚障害は、ゼローダ以外にも、頻度は低いながら、5-FU、TS-1といった5-FU系の抗がん剤、タキサン系の抗がん剤(タキソール、ドセタキセル)などでも起こる事があります。

ソラフェニブやスニチニブといった分子標的薬でも起こります。

いろんな対策を書きましたが、この副作用に確立した治療はなく、症状が強くなったらいったんそのお薬を中止することが大切なのです。

もし症状が悪化したら、必ず主治医に相談してください。無理は禁物です。

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ゼローダの皮膚障害と大腸がんの術後補助化学療法

● ゼローダの皮膚障害と大腸がんの術後補助化学療法

こんにちは。加藤隆佑です。

さて、本題に入ります。ゼローダは、大腸がんの術後補助化学療法で、よく使われます。そのような方から、皮膚障害で悩まれていることをよく耳にします。

この皮膚障害をがまんしながら、半年もゼローダを飲み続ける自信がないとおっしゃる方も多いです。

このことに関しての、私の意見をお話します。

実は、ゼローダ以外で、ゼローダと同等の効果があるとされる薬が何個かあります。UFT/ロイコボリンという内服薬や、TS-1というお薬です。

私は、ゼローダの皮膚障害のことを考え、ほとんどの患者さんにゼローダは使わずに、UFT/ロイコボリンを用いるのが現状です。

効果も同じです。

UFTの副作用の問題点に、肝障害の頻度がやや高いので、そこは注意をしますが、全体としては副作用の頻度も少なく、とてもよいお薬といえます。

さて、患者さんは、ゼローダしか選択肢がないと思うと、つらいにも関わらず、ゼローダを飲み続けますが、それ以外の選択肢があることも知ってもらう必要があります。

症状がつらいときに、主治医に、他の薬に変更できないかどうか、相談してもよいでしょう。

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