胃癌の抗がん剤の現状と、新しいお薬について

● 胃癌の抗がん剤の現状と、新しいお薬について

こんにちは。加藤隆佑です。

今日は、胃がんの新しい抗がん剤についてのお話です。

胃癌の抗がん剤の基本は、TS-1、イリノテカン、タキサン系が中心になります。

もちろん他の種類の抗がん剤もありますが、基本的には上の3種類です。

TS-1(さらにシスプタチンを上乗せして、使われることが多いです)は切れ味はよく、一番はじめに選択される抗がん剤です。

しかし、それ以外の抗がん剤に関しては、切れ味はTS-1に比べると劣ります。

ガイドラインでも以下のような要点の記述があります(分かりやすいように、一部分を書き直しています。)

TS-1がきかなかった場合の、次の抗がん剤治療(二次化学療法)に関して、現時点で推奨できるレジメンは存在しません。原則として初回治療で使用されていない薬剤の使用となります。

この文章からも、二次化学療法に関しては、効果的な治療法はないことを物語っています。

仮に抗がん剤を用いても、生存期間を若干のばす程度なのです。

しかし、新しい抗がん剤が来年発売される可能性がでてきました。

ramucirumabという薬です。

このお薬を、現在胃がんで使われているパクリタキセルと組み合わせて使うと、これまでのお薬に比べて、効果がでやすいという結果がでています。

副作用もそれほど強いものではないようです。

このお薬が日本で発売解禁になったら、胃がんの治療も大きくかわりそうです。