乳がんのFECという抗がん剤治療の副作用について

●乳がんのFECという抗がん剤治療の副作用について

こんにちは。加藤隆佑です。

今日は、乳がんでよく用いられるFECという抗がん剤治療の、副作用についてお話します。

Fはフルオロウラシル、Eはエピルビシン塩酸塩、Cはシクロホスファミドを表します。

手術前に行う場合、術後の再発予防で行う場合、手術ができない場合に用いられます。1日注射で投与したら、20日お休みします。それを1クールとします。

4-6クール行います。ただし、この治療は比較的副作用が強いものがでやすいです。

投与直後から数日の間は、吐き気、嘔吐、食欲不振、発熱、しびれ

数日から数週間の間は、脱毛、だるさ、口内炎、関節痛、好中球減少

といった副作用がでます。

特に注意しないといけないものは、重度の好中球減少 です。

約50%の方がでます。投与して2週間ほどしてでやすい副作用です。

そのような時期には、人ごみはさけたほうがよいでしょう。細菌などに感染しやすくなるからです。

また吐き気、嘔吐が強く出る方もいます。

吐き気を抑える薬を使っても、なかなかその症状を抑えることができないことがたまにありますが、多くの方は一時的なものです。

脱毛は、投与してから2-3週で始まります。

FECは、比較的副作用のでやすい治療なので、何かあったら担当の先生に相談してください。

引き続き、メールマガジンでも、抗がん剤の副作用に関することを書いていきたいです。

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手術、放射線療法、抗がん剤の副作用、食事療法、免疫療法など、がん治療に関わることをアドバイスしています。

ジオトリフ(アファチニブ)による下痢を止める方法

● ジオトリフ(アファチニブ)による下痢

こんにちは。加藤隆佑です。

イレッサと同じ系列の分子標的薬であるジオトリフについてお話します。

こちらは、イレッサよりも、よりよい効果があるというデータもあります。

そこで、今日は、ジオトリフ(アファチニブ)による副作用の1つである下痢の対処法をお話いたします。

ジオトリフによる下痢は、比較的起こりやすいです。48時間以内に下痢になる方が多いです。

(平均すると4日目に多いというデータもあります)

下痢の程度には、個人差がありますが、20回もトイレに駆け込むようなことになると、脱水になってしますこともあります。

ジオトリフを飲んで、下痢になったら、ロペミンという下痢止めを使う事が大切です。

ただし、漫然と用いるのではなく、ライフスタイルにあわせて、使いましょう。

どのようなタイミングに下痢になるかは、分かってくる事が多いです。

例えば、便秘気味になっている時には、ロペミンを用いる必要はありません。お腹が少し緩いくらいで、苦にならなければ、使う必要もありません。

生活において、支障がない程度の排便になるように、調整しましょう。毎回定期的に飲むと、逆に便秘で苦しむことにもなりかねません。

また下痢がひどい場合には、ジオトリフの量を、主治医に、調節してもらうことや、水分摂取をすることも大切です。

量を減らしてもらうと、下痢が落ち着く事も多々有ります。量を減らしたからといって、薬の効果が、必ずしも、減るわけでは有りません。

日常生活に支障がない副作用になるような薬の量を優先することが大切なのです。

ちなみに、ジオトリフには、口内炎や皮膚症状もでます。

皮膚症状を少しでも和らげるために、普段から、清潔や保湿を保ち、皮膚への刺激を避ける事も大切です。

また、口腔ケアも大切になってくるのです。

ちなみに、メールマガジンでも、抗がん剤の治療の副作用で気をつけないといけないことを書いています。

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抗がん剤治療中には、心臓にも気をつけないといけない。

抗がん剤治療中には、心臓にも気をつけないといけない。

こんにちは。加藤隆佑です。

さて、抗がん剤の中には、心臓に影響を及ぼすものがあります。

例えば、乳がんでよく用いられるアドリアマイシンやハーセプチンによって、心不全が引き起こされることがあります。

特にアドリアマイシンは、いったん心機能が低下してしまうと、心機能は元に戻らないと言われています。

ちなみにハーセプチンに関しては、やめれば、心機能は元に戻ります。

いづれにせよ、心臓の機能が低下してきた兆候がでたら、そのお薬をいったんやめないといけません。

具体的には、体重が急に増えてきたり、息切れをするようになったら、主治医に相談しましょう。

仮にアドリアマイシンによる副作用がでたとしても、それに変わる薬(ナベルビンやテラルビシン)に変更することもできます。

それ以外にも、体の静脈に血栓(血の塊)ができやすくなる抗がん剤もあります。もし血栓ができて、肺の血管がつまると、命に関わることがあります。

具体的には、アバスチン、ネクサバール、スーテントというお薬を用いるときには注意をしないといけません。

寝ている時間が多いと、血栓ができやすくなるので、体を動かしたり、水分を多めにとって、血をさらさらの状態にすることが大切です。

また、シスプラチンという抗がん剤は、心房細動という不整脈を引き起こしたり、キロサイド、タキソールは脈が遅くなったりします。

いづれにせよ、不整脈、息切れ、急な体重増加、胸痛といった症状がでれば、主治医に相談することが大切なのです。ちなみに、メールマガジンでも、抗がん剤の治療の副作用で気をつけないといけないことを書いています。

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どの程度医療費がかかるか、知りたい方へ

● どの程度医療費がかかるか、知りたい方へ

おはようございます。加藤隆佑です。

さて、先日、がんの医療費の値段を予想するサイトを見つけましたので、それのご紹介です。

どの程度の医療費がかかるかが、分かります。

どの程度医療費がかかるか不安な方は、こちらで調べてみて下さい。

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エルプラットによるしびれをとる方法

● エルプラットによるしびれをとる方法

こんにちは。加藤隆佑です。

先日開催された臨床腫瘍学会でエルプラットという抗がん剤によるしびれを和らげる方法を発表していたので、そのことについて書きます。

結論からいいますと、以下の通りです。

エルプラットを投与開始から投与終了までの間、充電式ホットインナーグローブを装着すると、手のしびれが和らぐ。

また日中でも、しびれの症状に悩まされいる場合は、日中も常にホットインナーグローブをつけるとよい。

つまり、手を温めるということです。

「充電式ホットインナーグローブ」というと、聞き慣れないかもしれませんが、充電式の手袋のことです。

グーグルなどで検索すると、簡単に購入できるようです。

試してみる価値はあるでしょう。

しかし、一番大切なことは、無理をしないで、しびれが強くなったら、エルプラットを休む事です。

それが一番確実な方法なのです。

ところで、抗がん剤の副作用をなくすコツは、メールマガジンにも書いています。

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がんになったら必ずうつになり、うつに苦しむのですか?

● がんになったら必ずうつになり、うつに苦しむのですか?

おはようございます。加藤隆佑です。

週末は、病院の患者さんの状態が悪い方などの対応などで、ばたばたしていました。今は落ち着いたので、よかったです。

さて、先日こんなご質問をいただきました。

「がんになったら必ずうつになり、うつに苦しむのですか?」という内容でした。

約10-40%の人がうつ病になると言われています。(うつ病の診断基準にも問題があるので、その数字を、そのまま素直に受け取ることはできませんが)

そして、告知のショックを受けた後に、立ち直る人がいる一方、精神的な動揺が数ヶ月から半年間と長引く方もいます。

がん告知後から1週間がもっとも落ち込みの強い時期であり、衝動的な行為に及ぶ人もいます。

自殺リスクは、告知から1週間が約12.6倍、1週後から1年以内は3.1倍

ちなみに、がん告知から2年以上系かした場合は、うつになる割合は、健康の人と同じくらいになります。

この事実は、時間が経過すると、がんに伴ういろんな問題を解決してくれることを表しています。

まず知っていてほしいことは、うつ病は、必ず治るということです。

一生続くわけではありません。

そして、人に話を聞いてもらうということが、解決のための時間を短縮してくれます。

ちなみに、うつ症状がでて、精神科を受診すると、必ず気持ちの不安をとる薬を処方されますが、それは根本的な解決ではありません。

もちろんその薬を飲む事はよいですが、必ず、人に話を聞いてもらうことをセットにしてください。

最後のポイントは、がんに伴う痛みといった症状、抗がん剤の副作用をとることです。

それらも、うつを悪化させる危険な要素だからです。

以上3つつがポイントになります。

また、繰り返しになりますが、告知の直後が最もショックを受けていますので、誰かが気にかけて、話を聞いてあげることも大切です。

ちなみに、メールマガジンでも、落ち込んだ気持ちを元気にするためのことを書いています。

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アブラキサンという抗がん剤と副作用について

●アブラキサンという抗がん剤と副作用について

こんにちは。加藤隆佑です。

今日はアブラキサンという抗がん剤について、お話します。

乳がん、胃がん、肺がんなどで、用いられます。このお薬は、パクリタキセル(製品名はタキソール)とほぼ同じです。

効果もほぼ同じ。

それであるならば、あえてこの薬が登場する必要はないのですが、実は何個か新しい利点があります。

1つ目は、アレルギー反応がパクリタキセルに比べて、でずらい

(タキソールは、アレルギー反応がでやすいために、投与前に、アレルギー反応を予防する薬をしないといけません。)

2つ目は、投与時間も30分という短い時間でよいです。

このあたりが、患者さんの負担軽減につながる点ですが、新たな問題点もあります。

生物製剤であるヒトアルブミンを使用しているために、未知の感染のリスクが0でないことがあげられます。(実際は0に近いでしょう。)

最後に副作用に関してまとめます。

骨髄抑制、神経障害、脱毛、疲労感、悪心、下痢、関節痛、筋肉痛などがありますが、神経障害と脱毛に悩まされる方が多いです。

このような問題点が改善されることを、期待したいです。

引き続きメールマガジンでも副作用をどのように克服していかについて、お話してきます。

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ゼローダの皮膚障害(手足症候群)で悩まれている方へ

●ゼローダの皮膚障害(手足症候群)で悩まれている方へ

おはようございます。加藤隆佑です。

さて、今日は、乳がん、大腸がんなどで使われることの多い、ゼローダというお薬の副作用である皮膚障害に関してです。

ゼローダは、皮膚障害がなければ、よいお薬だと思うのですが、皮膚障害がでるとやっかいです。

3週投与して、1週休むというスケジュールですと、約51.9%の人に皮膚障害がでます。

その抗がん剤を、一時的に中止したほうがよいと言われる状態(疼痛を伴うようになった場合)になる方が、23.6%ぐらいでると言われています。

無理に飲み続けると、後遺症が残ることがありますので、無理はしてはいけません。

そのようにならないようにするための日常生活の注意点は、以下の通りです。

皮膚を清潔して、乾燥をさけます。保湿剤(ヒルドイドローション)や低刺激性の石けん(私のおすすめはYOSHIMI)を使いましょう。

日焼けといった、皮膚のストレスになることを避けましょう。

予防的に、ピドキサールというビタミンB6のお薬を飲んでもらうこともよいです。

(しかし、それに関しては、有効性を示唆するデータはまだ十分ではありません。)

また、症状がでた場合に備えて、事前にステロイドのクリームを処方し、症状が出たときに、患者さんに塗ってもらう施設も多いです。

ちなみに、このような皮膚障害は、ゼローダ以外にも、頻度は低いながら、5-FU、TS-1といった5-FU系の抗がん剤、タキサン系の抗がん剤(タキソール、ドセタキセル)などでも起こる事があります。

ソラフェニブやスニチニブといった分子標的薬でも起こります。

いろんな対策を書きましたが、この副作用に確立した治療はなく、症状が強くなったらいったんそのお薬を中止することが大切なのです。

もし症状が悪化したら、必ず主治医に相談してください。無理は禁物です。

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乳がんホルモン療法において、タモキシフェンは10年間が推奨されます

●乳がんホルモン療法において、タモキシフェンは10年間が推奨されます

こんにちは。加藤隆佑です。

今日は、ホルモン療法で用いられるタモキシフェンをどのくらいの期間飲んだら良いかについてのお話です。

以前よりその期間は議論されてきしたが、最近になり5年より10年を推奨されるようになってきました。

今年のアメリカ臨床腫瘍学会でも、ステージ1から3でホルモン受容体陽性の、術後補助化学療法において、10年を推奨しています。具体的には以下のような内容です。

閉経前の術後補助化学療法としてタモキシフェンを5年投与する。5年経過した時点で閉経前であれば、タモキシフェンを引き続き5年投与する。

閉経後になっていれば、タモシキフェンもしくはアロマターゼ阻害薬を5年投与する。

閉経後の女性には以下よりどれかを選択します。

1、タモキシフェンを10年
2、アロマターゼ阻害薬を5年
3、タモキシフェンを5年、さらにアロマターゼ阻害薬を最長5年
4、タモキシフェンを2-3年投与し、アロマターゼ阻害薬を最長5年 という選択肢になります。

ただし、長期投与による副作用(子宮体がん、血栓症)などもあります。

長期間続けることのメリットとデメリットを天秤にかけることが大切になります。

また、どのような食事をとるかで、生存期間が変わるというデータもあります。

薬も大切ですが、食事も大切なのです。

食事に関しては、こちらで詳しくお話しています。

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ハラヴェン(エイブリン)という乳がんで用いられる抗がん剤について

● ハラヴェン(エイブリン)という乳がんで用いられる抗がん剤について

こんにち。加藤隆佑です。

今日は乳がんで使われるハラヴェンという抗がん剤についてのお話です。

原則として週一回を2週連続注射で投与し、3週目をお休みします。これを1サイクルにします。

副作用なのですが、

薬剤熱:この注射をうけて3日以内に熱が出る方が5人に1人います。

白血球減少:投与して2週目の後半にこの副作用はでやすいです。感染の原因になります。

倦怠感:2人に1人にでます。

末梢神経障害:3人に1人に、しびれといった症状がでます。

食欲低下、吐き気脱毛:2人から3人に1人にでます。

命にかかわる副作用は、白血球減少なのですが、放射線治療を受けられた方は、特に注意をしないといけません。

そのために、定期的に採血することが大切です。

またしびれも、我慢していると、後遺症として残ります。症状がでたら、ちゃんと主治医に相談しましょう。

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